東京ロータスセンターにて、2004 年モデルとして追加された、Sports111 に試乗しました。
・外観
一見すると他の 2004 年モデルと変わりません。Sports111 と判るのはステッカーと OZ レーシングのホイールくらいです。
・シフト&クラッチ
ドライビングシートに乗り込み、エンジンを掛け、ギアをローに入れただけで、違いが判りました。
シフトとクラッチフィールが格段に向上しています。かなりカッチリとしたフィールです。
スポーツカーには、こういったフィールは、必要ですね。
・サスペンション
Sport111 に装備されているビルシュタイン製の車高調は、先日の EST 第3戦で、原選手が乗っていた Sports135R にも装備されていたので、その実力は、実証済みです。
サーキットで実力を発揮する、そのサスを公道で試乗したら、どうなるのか非常に興味がありました。
走り出して直ぐに気が付いたのは、ノーマルよりも乗り心地が良いという事です。
これには、正直驚きました。
バネレートもノーマルよりも高く、更にタイヤは、S タイヤの A048 を履いているにも関わらず、路面からの突き上げ感をほとんど感じません。
サスがとてもしなやかに動いているのが判ります。
このサスであれば、乗り心地が悪いと感じる人は、少ないでしょう。
乗り心地が良く、しかもサーキットで速いとなれば、ある意味理想のサスペンションですね。
ノーマルモデルにも是非、オプションでも良いので装着して欲しいです。
・マフラー
Sports111 のマフラーは、私の乗っている Sports135 と同様に JanSpeed 製が装着されています。
出口の部分の形状が若干異なりますが、その排気音は、ほぽ同じでした。
・エンジン
Sports111 のエンジンは、VVC 装備の 160 馬力です。実は、VVC 付きに乗るのは、今回が初めてです。
ノーマルのエンジンと比べると約 40 馬力、Sports135 と比べても、そのパワー差は、25 馬力にもなります。
このパワー差が、どれだけ加速に影響するのか楽しみなところです。
水温が80度を超えたところで、全開にしてみました。でも、正直言って、それほどのパワー差を感じませんでした。全体的にエンジンの回転の上がりが重いのです。
トルク曲線がなめらかなのでパンチ力を感じないのか、それとも VVC 装備による、重量増が原因でしょうか?
そんな事を考えながら、メータを確認したところ、オドメータは、未だ 900km に届いていない事が判りました。
一応、慣らしは完了したと聞いていたのですが、1000km以下であれば、このエンジンの重さも納得できます。
あと1000kmくらい走った後に、是非再試乗してみたいですね。
・水温
試乗していて気がついたのですが、私のエリーゼに比べて水温の上昇が遅いのです。
私のエリーゼであれば、走りだして直ぐにでも74℃を越えてくるのですが、Sports111 は、なかなか 74 ℃を越えてきません。何か水温対策でもしてあるのでしょうか?
・試乗を終えて
Sports111 は、私の期待以上のエリーゼでした。
特に、そのサスペンションは、素晴らしいモノがあり、これをそのままノーマルのエリーゼにも搭載して欲しいくらいです。
今、新しいエリーゼを1台選べと言われれば間違いなく、この Sports111 を選択するでしょう。
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2007/08/17 07:06:48