enjoy ポルシェ911のブログ一覧

ポルシェを買う、ということ。
評論家がチョイ乗りするのとは訳が違う、
それなりの覚悟が必要である。

ポルシェが好きだから・・・乗れる訳でもない。
金が在るから・・・ポルシェの良さが分かる訳でもない。
苦労して手に入れたポルシェほど大事に乗るのだろうが、
その苦労をする覚悟があるかどうか。

真のスポーツカーに乗りたい気持ちと、リスクは避けたいという気持ち。
後者のほうが強い方は、ＢＭＷのＭシリーズあたりに逃げているのではないか。
素直に前者の方は、迷わずポルシェに来るべきである、それ以外は遠回りすることになるからだ。
そして何よりも、苦労に見合う以上の刺激をくれるのがポルシェ。

経済力がついても、（体力的に）歳を取っては、トーションバーは使いこなせない。
また、使いこなすには相当の時間がかかるが、その過程が楽しい訳だ。
所有して１５年、経験として１７年経つが、Ｆポルシェ博士の香りの残る９３０は色褪せない。

一生は短い。正直に決断し、冒険することも良いのではないか。
水冷・楽チンという選択肢しか無くなる前に・・・

No.23

紅葉の彩りは素晴らしい。
同じ場所、同じ木でも毎年紅葉は変わる。
二度と同じ紅葉は見られない。
まさに、自然に敵う芸術は無い。

走るだけでなく、時に休憩も大切である。
しばし紅葉を眺め、心を癒した週末。
余裕の時間は、心を豊かにするために、
そして人生を楽しむために・・・

No.22

東京モーターショーが終わった。
入場者数が目標を下回ってしまったようだが、当然の結果だと思う。
これで、「検討したほうだ」と評する評論家が居たとしたら、その評論家は信用しないほうが良い。
自動車界に全く貢献できない、であろうからである。
クルマ離れ・・・は言い訳である。
面白いクルマを造れば、誰もが興味を示す。
ツマラナイ車ばかりだから、見に行く気にならない。
私も今回は行かなかった。行く理由が無かった。

ところで、日本には新しいクルマを必ず買う新車族がいる。
良い車か悪い車かなんて判断は無い、とにかく話題の新車が出れば買う上得意様。
しかも、その上得意様は飽きっぽいのが常。
賢い中古族は、整備の行き届いた「新車のように綺麗な中古車」を安く買う。
ドイツ車なら上手に乗れば、１００万キロでも乗れるからである。
新車族から見放されたら、車は市場に回らない。

新車族は、車の中身より所有していることを自慢する。
賢い中古族は、工夫改良点などカスタマイズを自慢する、そして長く乗る。
クルマの本質を見極められる消費者だけになったら・・・
経済は発展しなくなる？

No.21

ポルシェ９１１に特化したオーナーズクラブ、
あくまでも９１１を理解するオーナー同志により組織する
「９１１を楽しむ会」も発足から１１年２ヶ月が過ぎた。
今から考えれば、あっという間だった気がする。

集まるだけの集会ではクラブではない、という観点から、
目的を定めた活動を通して、メッセージを提唱する。
入会者は、メッセージに共感できる仲間だけとする。
ディーラーやショップ等との利害関係が一切無いこと。
何にも気兼ねすることなく、ストレートに意見を交わす。
メンバーからの提案を、皆で可能な限り実現する。
少数であるが故の、小回りの効く独特の企画。
年式に関係なくキッチリ管理された９１１には敬意をはらう。
これらが、長続きの秘訣だったように思う。

年式による９１１の味を正しく理解できる長期経験者達、
このクラブを支えている、素晴らしき個性。
改めて「９１１を楽しむ会」会員各位に感謝したい。

No.20

１０月３０日２２時、ガイアの夜明け。
「日の丸スポーツカーの復活、打倒ポルシェ・・・」
やはり数字を追いかけるんだなー、という印象です。
残念ですが、そんな考えではポルシェは打倒できませんね。
たとえニュルでのラップタイムで一瞬だけ抜いたとしても。（既に、ポルシェによってタイムは更新されているようですし）
　ポルシェは、そんなところで勝負しているのではないからです。
もっとポルシェ哲学を勉強してから、挑戦すべきでしょう。
「打倒」なんて１００年早い、いや１００年経っても打倒は無い。
というか、こんな精神レベルの日産の存在が無い、と確信しました。

国産メーカーには頑張って欲しいけれど、考えが幼稚です。
果たして、国産スポーツの夜明けは・・・外野で終わりなのか？
かつてマツダが純潔の日本メーカーだった頃、世界にブームを起こしたように、
本当に楽しめるクルマの本質に気付くメーカーが出現することを期待したい。

No.19