
ご自身でタイヤ交換などをする方なら持っているトルクレンチ✨
貴方の使い方合っていますか?🤔
と言うのも以前、次期嫁車選定で色々なメーカーのDで商談をして回っている時に某国産メーカーの整備のプロであるメカニックさんが、間違った使い方をされているのを目にしたからです😱
先ずは、トルクレンチは(どれくらいのトルクで締め付けられているか)を確認する測定工具だと
誤認されていませんか?
一度締め付けているボルトやナットを再度トルクレンチで締め付けても正しい締め付けトルクを測ることはできません😥
これは固定、プリセット、直読み、デジタルトルクレンチも同じです。
トルクレンチは(今行っている作業をどれくらいのトルクで締め付けているか)を測定する工具なので、締まっているボルトやナットに使っても
全く意味が有りません💦
トルクレンチはグリップを握る場所が重要です。
どのトルクレンチも同じようにグリップのセンター付近に目印となる帯状の凹みがあります。
この凹みを自身の中指の位置に合わせて握ります。🖕🏼
トルクレンチはテコの原理を利用した物でグリップのセンターを力点、ヘッドの部分が支点、作用点になります。
力点から支点、作用点迄の長さが重要でこの長さが変わると、設定したトルクでは締め付けられません☝🏻
握る位置を支点、作用点に近づけて作業すると
設定トルクよりもオーバートルクになります。
逆にグリップする位置を力点よりも外側(グリップの頭)で作業すると、設定トルクよりも低くなります。
トルクレンチの作業でやってはいけない事!
トルクレンチの作業で、あのカチッという感触と音が心地よく醍醐味と言って良いものですね😊
心地よいのでダブルチェックを兼ねてカチッカチッと2回、3回と締めてはいけません!
カチッカチッと締めるごとに5%から物によっては10%近くオーバートルクになります⤵️
トルク管理をキッチリしたいのにオーバートルクは本末転倒💦
カチッは1回です☝🏻
コレを某ディーラーのメカニックさんがカチカチやっているのを見てしまいました😱
周りに居るメカニックさんも注意しないし😰
工具の基本的な使い方も出来ないメカニックさんの居る某メーカーの車は怖くて買えません!
逆回転はNG
普通のラチェットレンチの様に左右の切り替えレバーがトルクレンチにもありますが、基本逆回転はダメです🙅♂️
トルクレンチは締め付け専用です!
後は当たり前ですが、落とさない!濡らさない!
丁寧に扱う! 測定工具ですからね😁
校正
測定工具は基本的に校正をやらなければいけません!
メーカー推奨は年に1回校正して下さい😅
しかしながら、個人が使う頻度はしれてますので
普通に使う分には狂いも少ないと思います😊
私は後に紹介するTONEのハンディデジトルクを利用して簡易校正をしているので、誤差が+−4%になれば各メーカーに校正に出します👍
因みに校正金額は各メーカー共5000円程度です💸
3000円程度で量販店で売っている安い物であれば、2〜3年で買い替えた方が安上がりですね😊
保管方法
当たり前ですが、使い終わったら設定値を最低に戻して本体を乾拭きして保管しましょう☝🏻
デジタル以外のトルクレンチはシャフトの中にバネが入っています!
バネの張力を利用してトルクの設定を行うので、湿度の高い場所はNG🙅♂️
バネが錆びるとトルクレンチは唯の鉄の棒となります⤵️
保管時に出来る事なら、この様な気化性防錆紙やシリカゲルをケースに入れて保管することをオススメします😁☝🏻
デジタルはシリカゲル
機械式は気化性防錆紙
上から
KTC ホイールナット専用トルクレンチ
WCMPA108
ホンダ、日産 専用の固定式トルクレンチ
固定設定トルク 108N.m
TONE プレセット型トルクレンチ
ダイレクトセットタイプ
T4MN140
設定トルク範囲 30〜140N.m
BAL 大橋産業 プリセット型トルクレンチ
2060 量販店モデル
設定トルク範囲 28〜280N.m
KTC デジタルトルクレンチ
GEK060-R3-L
設定トルク範囲 12〜60N.m
TONE ハンディデジトルク
H3DT135
設定トルク範囲10〜135N.m
道具は友達😆👍
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2021/05/09 12:01:14