


国産LEDヘッドライトの
日本ライティングの内藤です。
今日もあなたの疑問、商品選びの参考になればと思います。
前回の記事を見ていただいた方から、
1回ならぬ2回、3回と暗いLEDに当たり、苦労したから、
正しい情報をブログで紹介していただきたいというメッセージを
いただきました。
ブログを見ていただき嬉しいですし、
そのようなお声を受け、改めて正しい情報を発信したいと
思いました。
さて、今回は
「なぜ、日本ライティングと他メーカーでは明るさが異なるのか?」
前回の内容の続きをお話ししていきます。
前回お見せしたテスターの写真です。
「点灯直後の明るさ」と「10分後の明るさ」比較
【日本ライティング】
【他メーカー】
あっ冒頭の漫画みていただけました?
あれ、社長です。
本人を見たことがある人は分かると思いますが、
意外に似てます 笑
普段からよく見ているスタッフが書きましたが、
さすがだと思いましたね。
僕も出演している漫画で、明るさの秘密について既に触れていますが、
僕ら日本ライティングの明るさが点灯10分、20分経っても落ちないのは、
”
放熱性 ”が一般のLEDと比べて異常に優れているからです。
決して誇張しているわけでありません。
本当に基板周りの表面温度が一般のLEDと違い低いです。

※他社メーカーと比較した画像です。
ご存知の通り、LEDの一番の敵は熱ですよね。
自身が発する熱で壊れてしまうくらいLEDにとって
放熱は大事なこと。
明るいLEDがあたり前の現在において、
明るさを出せば出すほど、熱量は増えてきますが、
放熱性能が悪い商品であれば冷却が追いつかず、
LEDは熱によって能力が低下し、次第に暗くなっていきます。
これが、一般のLEDヘッドライトが暗くなってしまう原因です。
放熱に大きく関わるヒートシンクについて、
見ていきたいと思いますが、ここで質問です。
Q:一般的にヒートシンクに使用される素材はなんでしょう?
あなたも一緒に考えてみてください。
はい。終了です。
分かりましたでしょうか。
普段からLEDに触れられている方は簡単な問題だったと思います。
そうです。アルミですね。
一部プラスチックを使っているメーカーもいらっしゃいますが、
一般的にはアルミを使用します。
このアルミが重要。
なぜなら、放熱性能は、素材でほとんど決まっていると
言っても過言ではないからです。
そして、ここが更に重要で、
アルミにも熱の伝わりやすさ表す、
熱伝導率が全く違うということ。
「わぁ~!アルミ使ってるじゃん!放熱性が良いLEDだなこれは!」
ということには決してならないでください。
アルミでも熱伝導率が良い・悪いは存在します。
・一般のLEDのアルミはADC12
Amazonなどでよく見かける格安商品からネットで有名なメーカーなど
多くのLEDに使われているアルミの代表的なものはADC12。
自動車部品等に広く使われているダイキャスト製法という型に金属を流し込み
成形セル製法に使用される素材です。
LEDによく使われていますが熱伝導率は低く
製法上、空気を巻き込みにより製品内に空洞が発生しやすいため、
熱伝導率をより低下させる原因になったりします。
・日本ライティングのアルミはA6063
一方、弊社で使用しているアルミはA6063というもの。先程紹介した素材は、
流動性に優れていることからダイキャスト製法に使われていますが、
僕たち日本ライティングが使用しているアルミは、流動性が全く有りません。
そのため、アルミを削り形作っていくため大がかりな設備が必要になります。
そこまでして、このアルミ素材を使う理由として”
熱伝導率 ”がかなり優れているからです。
ADC12素材と比べたら2倍以上は優れていると思います。
そこで日本ライティングでは兵庫県尼崎市の自社工場にマイニングセンタを
設置しています。生産できる数量が少なく、
「この商品が欲しいけど、在庫切れのようですが・・・」
とお客様からお問い合わせいただくなどご迷惑をおかけする(苦笑)
デメリットこそありますが、自社生産の強みを活かしたコストカットを
心がけながら、実用性のあるLEDヘッドライトの生産を可能にしました。
・まとめ
どのメーカーもアルミの種類までは公表はしていませんので、ユーザーが調べる
ことは難しいのですが、ヒートシンクに使用するアルミはLEDヘッドライトの
クオリティーを左右するめちゃくちゃ大事なポイント。
安いモノには理由があるというのはLEDヘッドライトの場合、
アルミの種類がその理由になり得ますので頭の片隅に留めてください。
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Posted at
2020/02/18 12:11:00