
先日のコルビュジェ展にて、展示されていたクルマです。
名を、
マキシマム:
(1928年、自動車コンペ出品のクルマ)
自動車を、最小限住居として捕らえた作品とのことです。
クルマ好きの皆さんいかがですか?
デザインは、Le・Corbusier /ル・コルビュジェによって、1928年になされました。
非常に簡素(シンプル)にまとめられ、最小現の中に最大限の空間を確保する試み。
当時、自動車は富裕層の為のものであり、特別なものだったのです。
そこに、コルビュジェはメスを入れようとしました。
最小限な車台を用意し、その中でコルビュジェ自身が考え出した尺度・モデュロールを適用し、一部の富裕層ではなく、広く民衆に開かれたクルマの開発を試みました。
が、このデザイン、当時は斬新過ぎたので、制作すらされませんでした。
まぁ、これだけ見ると運動性能悪そうですしね。
約80年前のデザイン。現在のコンパクトカーの原型とも言えるコンセプト。
現在も、いろいろなクルマの参考にされていると思われるところがあります。
ところで、何かに似てますよね?
シトロエン2CVに似てると思いませんか?参考になりそうなURLのせておきます。
2CVはこのようにサイドが直線的ではなく、キュッと引き締めたような感じだと思いますが、お尻の落としこみが非常にそっくりです。
コーナーをもの凄いロールで駆け抜けることが、逆に様になるクルマ。
実際、ルパン三世カリオストロの城でクラリスが冒頭で駆るのと同じような動きをするクルマです。コミカルな愛くるしい感じに・・
この、マキシマムカーは、そういうアグレッシブな運動性能は有していない感じですね。
そこのところはやはりコンセプトカー止りの所以ですかね?。積み木カーのような・・
Posted at 2007/09/18 13:55:53 | |
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