MAZDA大気
マツダブースは大盛況であった。
そのブースの面積は、トヨタや日産、スバル等の面積と比べても、かなり狭い。
フォード傘下だからか仲良く面積を半分に割っている。
これは、大失態であると思うのは我々のみか?
事実、フォードは人がいないといっても良いくらいである。
マツダ『大気』は人ごみの先の、そのまた先に埋没していた。
この『大気』大人気である。
時期RX-7と囁かれるだけあって、これまでのコンセプトカーとは、
比べてはいけない、全くの別物である。
フロントマスクやリアエンド、
すべて一体の有機的デザインである。
外郭と内殻、デザインが徹底した阿吽の呼吸で完結されている。
後輪の処理は今後どのようになるかは知らないが、コレでは無理だろうと思う。
サスペンションの追随に対してボディカウルの締付けが強すぎる。
が、できれば、この形態で突き詰めて欲しい。
安易に、今まで通りの解答に落ち着いた瞬間に、『大気』のコンセプトは崩壊するだろうから・・
かくいう『大気』のコンセプトは『羽衣』
一枚の布が巻きついたようなデザインの衣装を身に纏う女性。
その布(羽衣)がなびく姿が、『大気』という。
流麗な流線型ボディは、清流そのものである。
三宅一生氏のデザイン理念にも近いように感じる次第。
フロントに享受する風を、サイド、アンダー、アッパー
均質に受けているように感じる。
受けた風は清流で無ければならず、リアホイールがフルカバーである事がそこから理解できる。
そしてリアエンドにおいて、一気に大気開放。
リアウイングは、大げさなものは必要ないだろう。
カモメマーク?のように、くびれた状態は理想である。
デザインされたものは本来、他の介入を不要とする。
そこが、完成形なので、安易な介入は、トータルバランスと
そのデザインに込められた思想を踏みにじる行為である。
ただし、特殊条件下使用はこの話しとは関係無い。
GT-Rよろしく、すべてメーカーメンテのみ保障対象とすべき逸品である。
ただし、買える金額で・・(笑)
それほどに大変な意欲作であると思いたい。
例えていうなら、USSエンタープライズ1701-A
これが、もし市販されるのであれば、嬉しい限りである。
キャプテンシートに座りたいものだ。今は無理だけれど・・
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Posted at 2007/11/05 15:57:08 | |
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