
14日の午後のこと。(※クルマと関係ありませんので、あしからず)
2人で、適当なコインパーキングにアクセラを停めて、上原通りを歩いた。
上原とは渋谷区代々木上原のことで、井の頭通りを入ると、そこは閑静な住宅街である。
上原を訪れる理由は今のところ1つ・・
写真の住宅建築を外観だけだが拝見させていただく事。
『上原通りの住宅』と題された建築。
故、東京工業大学名誉教授・建築家・篠原一男 氏の名作である。
1976年の竣工なので、すでに31年が経過していることになる。
三又のコンクリート柱が2列×3=6本立並び、コンクリートの外郭を支持しており、写真左側、クルマの上は浮いている。内部は木造の床が掛け渡されている。
(※ここでは、これぐらいにしておきます。)
住宅のみの写真だけだと、その大きさが伝わりにくい。よって、隅っこに立ってみました。
結して大きくはないのですが、そのスケールがなんとなく可愛らしい(笑)。
設計当初想定されていなかったと聞いたことのある、最上階の半円上の居室空間が何ともいえないくらい似合っていますね。
住宅は道路境界線に近接して建っている為、前面に植えられたひめ林檎の木?だったかしら・・もの凄く奥行きの無い平面的な木。
限られたスペースでとっても頑張って生き続けているように感じます。
この建築が良いのか悪いのか種々批評はあるようですが、良し悪しもまた、感覚的な人の言葉遊びなので、あまり興味はありません。ただ、私は感覚的にこれは好きなのです。
勝手に僕の中では、重要文化財(笑)。
実は、前衛的な写真家さんの住宅です。前衛的な人でないと、普通に住みこなすのは至難でしょうね。それぐらい強烈な住宅です。
生前の篠原一男先生に、『しのはらかずお』と、サインしていただいた作品集が私の一生の宝物となっております。
Posted at 2008/01/16 18:51:05 | |
刺激 | 日記