突き抜ける喜び！ - X2

試乗

突き抜ける喜び！

KITANO
BMW / X2
M35i_RHD_4WD(AT_2.0) (2019年)
- レビュー日：2019年6月8日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：購入目的

おすすめ度： 5

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: ＢＭＷの4気筒の進化具合。
今後発売される１シリーズのＭ１４０ｉも期待できる良くできたエンジン。

スポーツエギゾーストサウンド

ＬＳＤによるコーナリング性能
不満な点: 後方視界が良くない。
しかし、それはこのデザインが好きならば割り切らないといけないところ。

追加備考
Ｍ３５ｉは希少モデル（つまりは売れない）ので、在庫がほとんど無い。
色などこだわると6ヶ月待ちだそうだ。
2019年5月現在で在庫ゼロ。
総評: BMW X2 M35i
市街地～高速　20ｋｍ　ディーラー試乗
【エクステリア】
Ｘ２のＭスポーツと比べて、よりＢＭＷのＳＡＶらしい精悍な顔つきに。Ｍスポーツのあのグレーのバンパーのカラーリングは好みが分かれそうだが、こちらはより精悍なバンパーに変更されている。キャビンがサイドガラス含めて、ぐっと絞り込んであるのがこのクルマの特徴だが、遠くで見るよりも近くで見るほうが、迫力があり、いわゆるＳＵＶルックと比較するとよりスポーツハッチバックだと感じる。初めてレンジローバーイヴォークを見たときに感じた「あ、これ新しい」と感じるデザイン。

【インテリア】
一方インテリアはＢＭＷらしくあらゆるところが共通化されていて、Ｘ１，１シリーズ、旧３シリーズとほぼ同等のメーター、ナビ、シフト、トリム、コンソールである。よく言えば安心だが、コンセプトである「ＵＮＦＯＬＬＯＷ」というような、ちょっと他のＢＭＷとは違うぜといった感覚は持たなかった。もう少しやれたのでは、と思う。
他グレードと今回のＭ３５iの差は、メーター周りだけだと思う。

【走行性能】
これは本当に驚いた！Ｍモデルとなっても4気筒ターボと聞いていたので、どんなもんかと思ったが、びっくるするぐらい速く、室内に入るエンジン音も官能的。マフラーが可変バルブを搭載していることもあるが、ドロドロ、パンパン！！という音は私が普段乗っているケイマンのスポーツエギゾーストと同等以上だと思った。同型4気筒エンジンをベースに大幅に出力が引き上げられているため、（192馬力→３０２馬力）パワーの出方は非常にピーキー。1500回転あたりからドカンと来る。つまりほぼ全域ということだが、とにかくパワーが凄い。
４ＷＤなので安定はしているが、我が家の場合奥さんも乗ることを考えると慣れが必要かも。

（最大の特徴）
今回高速のランプで体験できたが、このクルマ新開発のＬＳＤが搭載されており、ＦＦベースの４ＷＤとは思えないくらい曲がる…
ボキボキーーっていう感じでぐいぐいとランプを駆け上がっていく。

この段階で既にもう購入意思が固まった。

走行性能: 無評価; 全くこれは予想以上の走り。
乗り手によってはちょっとスパルタン過ぎるかも。ＭＩＮＩクロスオーバーじゃないのだからもう少し路面のショックを吸収しても良いと思う。
が、私個人としてはとても満足。ＳＵＶというより足を固めたスポーツカーに近い。
乗り心地: 無評価; 走行性能に記載
積載性: 無評価; 後席の居住性含めて十分。
大人１７６ｃｍが座っても頭はこぶし１つ。前後はこぶし２つはあるので、外から見た見た目よりも不快さは無い。トランクはゴルフバック2個は積載可能。
燃費: 無評価; ８ｋｍ/Ｌ
（試乗前提）
故障経験: 割愛

（特記事項）
今回の試乗記は全体を通じて写真のクオリティが低くてすみません。悪天候だったのと、自分が興奮してしまってカメラはおろか写真の構図も気にすることができませんでした。反省。