
私自身が、初めてのインジェクション車に乗ることもあり、この警告灯の意味を知らなかった。
ネットでググると、この車体はかなりの確率で電気系統に故障を抱えている事もわかった。
ここまでくると、もはや日本車の信頼性などと言ってられない。
それは車の話で、日本メーカーでも、これ程、ずさんな製品を世間に出すのだから、オートバイに関しては、日本車神話はありえない。だから、今の日本では聞きなれない外車メーカーが氾濫していても不思議ではないのだ。むしろ国内4大メーカーよりも、海外メーカーに惹かれる日本人が少なくないのだと思う。
考えてみれば、私が離れていた30年の月日の間に何があったのか?ほぼ、、察しがついた。
”HONDA” = 世界のホンダだとばかり、思い込んでいたが、それは大間違いだったのだ。
鈴鹿8耐、F1GP、など、、、、、。世界一のメーカーだと思っていた(疑いもしなかった)
30年前のモトクロス界は、ホンダ、カワサキ、YAMAHA、SUZUKI。この4色が常に競い合う。他のメーカーなどあっても、無いに等しかった。5年ぐらい前に、オフロード車が欲しくて探した時期があり、当時250ccの見慣れないメーカーのマシンが新車で120万。わが目を疑ったのが記憶に新しい。
今ではKTMやハスクバーナのマシンの方がよさげな感じがする。
話を戻せば、初期の(バイク)頃のインジェクション車の完成度は低かったらしいのだ。
ホンダのHPから、お客様相談センターに電話を入れてみた。
(”HONDA”は30年前の世界一流のホンダではなかった。)
電話口で応対する人は、驚くべき言葉を口にした。
私の”CBR1100XX”は車体番号から、逆輸入車であることが分かったが、
「その車体は誰かが勝手に輸出したモノなので、HONDAというメーカには一切資料が残ってない」
というではないか。
逆輸入車=リミッターが効かない(国内の保安規制なし)=最高速300km?=凄い💛
って図式が、私は高校生の頃から抱いて来たから、無理もない。
もし、私と同じ妄想を持っている人が居れば、「君子、逆輸入車に近寄らす!!」だ。
実際に買ってみて分かった事だが、
① 時速320km で走る車体はそれなりに高速向けなセッティングになっている。
➡ 高速も低速も快適なオールラウンダーなマシンなど有得ない。
※ 一般道で60kmで走る時6速でノッキングする?のか、1500~2500回転が使いにくい。
② メーカーが、製造して置きながら、知らないと平気でユーザーを裏切る。
➡ 並行輸入?正規輸入?そんなことは我々バイクユーザーには判らない(関係ない!!だろ)
※ お客様相談センターから、買った店もしくは、輸入業者に聞いてみてくれと言われます。
③ バイクに付帯する書類には、輸入業者、販売業者などの記載がない。
➡ すでに御気付の通り、車体番号から履歴を検索できなくなっている。これはユーザー無視もいい加減にしやがれ!って処だ。
”FI”トラブルをランプの点滅回数からエラーコードを拾ってみると、
永い点滅が2回、短い点滅が7回=E・27・・・・・・”ノッキング・センサーの異常”に該当するらしい。
⇒ただし、これは国内仕様の場合だ。ホンダお客様相談センター曰く、海外でコードが書き換わっていたり、割り振りがどれになっているか?分からない・・・・らしい。だからどこが故障して”FI”ランプがついてるのか?正確には分からない状態だという。
色々な方の経験をググって調べてみると、ウィング店に持ち込んで修理。
⇒ ノッキングセンサー交換・・・・・・変化なし ⇒ PGIコントローラー全交換・・・・・完治せず!
⇒⇒ 結局のところウィング店でも治せなかった。等という最悪の経験をされた方や、多くの方が転売や故障した愛車と涙の決別を強いるような、つらい話が多くあり、結局のところ、どうすれば治ったていう所に行きつくことができなかった。
会社の先輩に、古いCB1000(BIC-1=キャブ車)に乗っている人が居て、相談してみたら、
「別にエンジン止まる訳でも、馬力が急に落ちる訳でもないんだから・・・、FIランプ 点いても無視してれば、無理に直さなくても乗れるんでねーの?」との事。どうせ、300kmなんて出さないんだからセーフモードに入ってインジェクションが多少吹けなくても、支障はないだろうと言う訳だ。
さすが、ベテランの先輩は言うことに説得力がある。
少し心の荷が下りて、気持ちが楽になったような気がするのは、間違いない事実だ。
【症状をおさらいすると・・・】
・ 走行中、突然、”FI”警告灯(赤LP)が点灯する。
・ 停止して、サイドスタンドを出すと、点灯⇒点滅に代わり、エラーコードを示す。
・ キースイッチを切ると止まる。再びエンジンを始動すると”FI”警告灯は消える。
・ 走り出してすぐには点灯しない。治ったのか?と思うと、忘れた頃に再び点灯して(ガッカリする)。
・ ”FI”が点灯するとセーフモードに切り替わるが、走行に支障はない。
・ セーフモードに入っても、判らない。(回転数や馬力が明らかに落ちた実感がない)
・ 私の経験上、センサーの機械的、もしくは電気的な故障であれば、ALMは出っ放しになるが、電源リセットで消えるから、明らかな部品の破断や故障はない。
・ 配線や回路の断線であれば、ALMは出っ放しで消えることはないから、考えにくい(ていうか除外できる)
・ 配線や回路の接触不良であれば、振動や配線への外力に起因してALMが出たり消えたりする筈だが、関連性が見られない(これも除外できる)
【考えられる結論】
・もしかしたら正常に動作している⇔ 何らかの異常を検知して、そのタイミングで発生している。
・”ノッキングセンサーの異常”ではない”FI”が点灯した時、低速でノッキングしていないから。
・おそらくノッキングセンサーとは無関係だが、インジェクションの動作を妨げる何かを検知して表示している。
・繰り返し同じ症状が出ているから、機械的にその症状を取り除けば、解消されるであろう。
【対策】
● インジェクションなのだから、まず、吸気系を点検して次の処置をしてみる。
→ ① エアークリーナー 交換
→ ② 点火プラグ イリジュームプラグ 交換
これで吸気系は正常な状態になるはずだから、春になったらこれで様子を見る。
※ 場合によっては、ALMが改善されない場合でも、ひとまず走行に大きな支障ないと判断できるだろう。
行きつけのバイク店の整備士さんにも、バイクを貸して乗ってもらい、症状を確認してもらったが、ほぼ私の見解と同じで、対策として最初に①を実施する事で一致した。
タンクを下すついでだから、②は工賃要らないと言ってくれたので、部品代だけでいいとの事。
前のオーナーさんがプラグ交換していれば必要ないと言ってくれたが、いつ交換したか?分からないし、新品に交換すればそれだけ、安心も増すので、必要なくても替えてみる事にした。