IC-7610(リグ)へ供給しているスイッチング電源(メイン電源)を切って2~3時間後に入れるとリグの時計が00クリアされる件を解決したい。
メイン電源を常時入れた状態でリグの電源を切れば時計は保持されるのだがメイン電源につながっているリグ等すべて個別に切るのは煩わしく、メイン電源のFANの音がうるさい。ICOMから出ている時計調整ソフトを毎回起動するのもまた煩わしい。
そこでFANの無いACアダプターを補助電源にしてそれをパラレルに使用すれば解決するかなと思いつきました。
ACアダプターの出力電圧は何ボルト必要か。出力電流は何アンペア必要か調べる必要があるということで分かったことは、リグは10V位でシャットダウンするようなのでACアダプターの出力電圧は10V以下で良いと思った。また以前にリグの時計保持電源はボタン電池かと思って中を調べてみましたが、見えたのはボタン電池ではなくスーパーキャパシターで耐圧5.5Vで1Fが実装されていました。なので時計保持電圧は4V付近かなと推察出来ます。
今はもう使用していないガラケーのACアダプターが残っていたのを思い出して、押し入れから引っ張り出しバラック配線で試してみました。

メイン電源にはIC-7610とIC-9700,330Vアンテナ切替え機がつながっている状態です。ACアダプターに対して逆電圧阻止のための1A程度の整流ダイオードを入れています。メイン電源OFFの状態で約118mA流れています。ACアダプターは600mAですので十分な規格範囲内です。試しにメイン電源をONしてみました。

テスターの値は00.00mAでACアダプターからは電流が出ていないことを確認しました。そこでまたメイン電源をOFFにしたまま明くる日メイン電源をONしたところ時計表示が00:00にはなりませんでした。OK!です。
そこでバラック配線を正規に仕上げました。ACアダプターのリード線が余りに細くダイオードをつけると断線する恐れがあるのでコネクタ基板を利用することにした。

完成です

リグへの供給電圧は整流用ダイオードを挿入しているので5Vから少し下がって4.2Vになりました。
Posted at 2023/05/13 21:22:53 |
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