
6月21日、チケットが手に入ったので同僚と劇団四季のミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」を観て来ました。
東北を舞台に、お父さんが死んで東京からお母さんの故郷の山奥の村へ引っ越した「もやしっ子」の少年と、生まれたけれど生きることが叶わなかった座敷わらしとの交流と少年の成長を描いた作品です。
冒頭は村の子ども達に執拗に苛められるシーンから。いたたまれなくなるくらい長く続くのですが、心底にっくらしく思えるほど演者が上手なんですね。(セットもとても綺麗)
村の寅吉おじいさんがいじめっ子たちを追い払って少年をなぐさめ、少年が寂しい気持ちを吐露するシーン。寅吉じいさんを演じる役者さんのセリフが始まると、朗々とした声と村の優しいおじいさんらしい話し方、東北なまりが上手くて、一気に舞台の世界に引き込まれました。
少年以外、村の子ども達もお母さんも座敷わらしも皆東北なまりで喋るので、一緒に行った八戸出身の同僚に、役者さんたちの東北なまりは上手?自然に聞える?と休憩時間に訊いてみると、違和感ないようで、特に寅吉じいさんはネイティブスピーカーではないか?と。
座敷わらし5人組のキャラクター設定が面白くて、ユーモラスで、フライングあり、後半のダンスシーン、小夜子ちゃんが可愛くて、設定が妙に不思議でとても良い舞台でした。最後は演者全員が舞台を降りてきて、ロビーでお客さん一人ひとりと握手してお見送りしてくれました。
あとで劇団四季HPで同作品のキャスト&スタッフを見たら、寅吉じいさん役の吉谷昭雄さんは方言指導にもクレジットされていたので、同僚が言った通り ネイティブスピーカー of 東北弁 の役者さんだったとわかりました。
東京公演は6月25日が千秋楽。また、7月下旬から一ヶ月間、
東北巡演プロジェクトとして岩手、宮城、福島3県・計11都市の学校の体育館を回るそうです。震災でつらく怖い思いをして今なお大変な多くの方たちに笑顔や希望をプレゼントできるような、良い公演になるといいな、と思います。
東京公演のPVでサワリだけ:
Posted at 2011/06/25 19:29:47 | |
Event | 日記