
今日は懐かしい顔がオフィスに現れた・・・数年前まで同じ会社で働いていたA君。最初、契約社員で入って来たのは10年くらい前だったか。しばらく働いた後仕事を休んでアメリカに1年近く住んでみたり、また帰って働いて資金を貯めたら今度はオーストラリアへ。思わぬ分野の資格を取ったり、学校に通いだしたり、南の島に職を見つけて住み着いたり、いつの間にか東京へ戻っていたり・・・。
よく本を読む子で「これ、面白いっすよ、良ければどうぞ」と読み終わった本を回してくれたっけ。彼に貸してもらわなければ私は花村萬月も沢木耕太郎も読んでいなかったかも。
そんな折、書店で見つけた「自由に至る旅」。若い頃事故で生死の境をさまよったと聞いたオートバイにずっと乗り続けている彼にこの本は私の方からあげました。私自身はオートバイは乗らないけれど、この本はオートバイに限らず旅について書かれている本で面白く読みました。
自由な風のように飄々と向きを変えて、新しいドアを開けていくA君、次はどんなことを始めるのか知らないけれど、「若者よ、悠々と急げ。」
※本書「まえがき---自由について」より冒頭の数行を自戒を込めてご紹介:
オートバイとは、人を殺す可能性のあるものです。
操縦者であるあなたを、そしてまったく無関係な第三者を殺す可能性のある道具なのです。
この事実を、この本のいちばん最初に掲げておきたいと思います。
このことを外してオートバイを趣味として愉しむということは成りたちません。
オートバイを含む自動車を実用であれ、趣味であれ、運転するということの根底にある唯一絶対の現実が、これです。
Posted at 2008/11/04 23:57:45 | |
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