
父親同士が従兄弟にあたるので、その子供同士はハトコと呼ぶのでしょうか。
いとこのお兄さんのように子供の頃から慕っていた親戚の男性が、訪問先のネパール・カトマンドゥで突然帰らぬ人となり今夜は告別式でした。61歳。
彼がアクティブに参加していた、ネパールの子供達に教育の機会を増やす活動をするNPOでカトマンドゥを訪ねる機会があり、どうしても今でなければ行けないから行かせて欲しい、と仕事を休んで参加しての旅先での出来事でした。
学生時代から山岳部であちこちの山を歩き、社会人になってからも時間を作っては山登りをしていた彼。憧れのヒマラヤを歩きたい、とNPO活動後にメンバーとトレッキングや馬での山越えを始めて3日目、馬を降りて休憩中に寄りかかって腰を下ろしたままヒマラヤの空に静かに昇って行ってしまったそうです。奥さまのお兄さんが現地で荼毘に付して昨夜帰国、今夜のお別れでした。
89歳になる母上が、好きな仕事をして、好きな活動をし、憧れていたヒマラヤを見ながら・・・何も悔いはないはず、と仰っていました。喪主である奥さまが最後のご挨拶で、ネパール出発前夜(6/24)に旅立ち前の興奮と抱負を綴った彼の
ブログの文面を読んでくださいました。その日、その日をしっかり生きていかねばいけない、とあらためて思いました。
【追記】彼のブログがわかりましたのでリンクしました。NPO活動の後に山歩きへ出たように勘違いしていましたが、活動の目的地ドルポへ向かう移動中の出来事だったようです。
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人は 何も持たずに生まれ 何も持たずに 去ってゆくの
それでも愛と出会うの
君の荒野を渡って 冬の雲を吹き流す 風になるよ
しばらく 受話器をそのまま あてていて ♪
松任谷由実「Midnight Scarecrow」 アルバム "Kathmandu" ('95) より
Posted at 2008/07/11 01:42:16 | |
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