
「職権乱用」一読して、とても面白い本でした。松任谷氏の文体は、すっと入ってきて好みの文章。
メインで書かれている様々なクルマのインプレッションは、私にとっては行ったことのないお店や食べたことのない外国の料理のメニュのよう(うっすらと想像できるものもあるけど、大半は想像できない)
それでも、わからないなりに、へー、こんな料理があるんだ、こんな食べ方も。一度食べてみたいなー、どんなかなー?と想像を試みながら読み進める本でした(幼稚な喩えでスミマセン)
クルマに関して書かれていることに、「そうそう、その通り」とか「そうかぁ~?」なんて突っ込みを入れる素地も余地も私にはないのですが、その後ろに見える価値観とか自身を一歩引いて見ている感じとか、何だかんだ言って揺れている感じとかが私には面白かったです。
思わず吹き出しちゃう箇所も多々あって、また愛車家である一方、クルマとの距離感みたいなものも感じられた気がしました。メインの軸足が他にある人が書けるクルマの本、と言ったら的ハズレかなぁ?(良い意味でですが)
結論としては、100%満足できるクルマってきっと無いんだな、まっとうや氏をもってしても。その事実を楽しんでいるフシ大いにあり。
終わりの方にその他のクルマのショートインプレが列記されていて、フィットを褒めていて嬉しかった。(ユニークな表現で)
(一方的な)思い出の2006年オータムミートの入場パスと一緒に最後にパチリ。今度はゆっくりじっくり読み直そう。今は頭がゴチャゴチャ。
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ま 「ほぅ、インサイトですか。それは、それは・・・。お目がたかい。」
Posted at 2008/08/04 00:12:06 | |
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