
相変わらず毎日チェックしている、過激度を増した?「職権乱用」ブログですが、
今日8/22のブログ(昼ヴァージョン)を見て、5年ほど前にアメリカ人のビッグボスに頼まれたお買い物を思い出しました。
「ま」氏が弾いているのはFender社のJazz Bass (ジャズベ)というエレクトリックベースギターですが、Jazz Bass と並び立って有名な Precision Bass (プレベ)のヴィンテージの良いものを探して欲しいとの指令が私に。(2003年10月)
年式は'59~'64の間で、できれば'61-62。色はサンバースト(画像の色。「ま」さんのもそうですね)インターネットと電話、お店回って探しましたとも。その間ボスともメールを何往復したことか。結局、赤坂のお店で'61ものを666,000円(税抜)で交渉成立。
ヴィンテージギターも、製造年とシリアルナンバーの照合はもちろん、各パーツの素材やロゴの形状、途中補修したパーツの有無、美品の度合い等々、いろいろなチェックポイントがあることを知りました。画像下の「ネックデート」もその一つで、ネックの根元に手書きで書かれた日付は8/61('61年8月)とあり、シリアルNo.62622との整合性を確認します。
人のお金で、確認しながらのショッピングですし、私も音楽や楽器は嫌いではないので買うまでのプロセスはとても楽しかったのですが、HR-Vに載せて赤坂から自宅まで無事搬入したまでは良かったのですが、アメリカまでの輸送が一番困難でした。
この年代のギターにはハカランダ(Brazilian Rosewood)という木材が使われていて、ワシントン条約で輸出入禁止。見つかったら直ちに没収とか申請がすごく大変とか各方面から情報が入り・・・。ショップの方は飛行機で手持ちが一番(彼らも度々そうしているらしい)と言っていたのですが、エレキベースはエレキギターよりネックが長く、ケースの長さが持ち込み荷物制限を超えており、9-11後でセキュリティもきつい。(確かに銃が入っていてもおかしくないサイズのケース)
結局、我々のアメリカ出張にあわせて、買い主(ビッグボス)が楽器用にエコノミークラスチケットを1枚購入。エアライン(AA)にその旨を事前に要請しておき、機内持ち込み。ハンドキャリーです(とほほ)。機内へ持ち込む際もすったもんだありましたが、何とか持ち込み、到着後アメリカ側の通関ではこんな大きなケースを提げて質問されるかと思いきや、にこにこフリーパス(拍子抜け)。私では武器を運んでいるようには見えなかったようです。(見るからに楽器ケースですし)
というわけで、アメリカ製の'61エレキベースは再び生まれ故郷に戻りました。ボスの喜んだことと言ったらそりゃ、もう。'45年生まれの彼がハイスクールでバンドを組んでベースを弾き始めたのがちょうど'61とのことで、大喜び。今度は同じ年代のJazz Bass の方も探して欲しいと少し前に言っていたけど、聞えないふりをしています。ジャズベの方は200万近いんじゃないかな(もし良品があれば)。探したり買うのは楽しいのですけれど、輸送がタイヘンで。。
「ま」さんのジャズベはキレイなので(たぶん)ヴィンテージでは無いと思います。
夜ヴァージョン
Posted at 2008/08/23 00:34:24 | |
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