
日本海クラシックカーレビュー(CCR) '09レポの続きです。
今年で3回目の見学となるCCR---今年のテーマの一つに、ステキな旧車たちとの再会と新しい出会いがありました。
遡ることほぼ2年前、朝いつものように首都高7号線を職場へ向かう途中、前を走る一台の赤い小さなクルマが私の目に留まりました。リアのウィンドーガラスから垂直にすとんと落ちる面が、インサイト(ZE1)とちょっと似ている気がして、何のクルマだろう?と近付いてみました。
私が降りる出口が近かったのですが、幸いなことにそのクルマも同じランプを降りたので、その垂直面に刻まれた銀色の
Alfa Romeo の銘だけかろうじて読み取ることができました。
最近のクルマでないことは、そのフォルムからも、発していた只ならぬオーラからも感じ取れましたが、旧車なら車名を調べるのは大変そうだなぁ、次に川上完さんにお会いする機会があれば教えていただけるかなぁ?などと、ネット検索ということが(当時は)思いつかずに分からないままでした。
2007年に初めてCCRを見学した時に黄色い「あのクルマ」を見つけて、それがアルファ・ロメオ・ジュニア・ザガートであることが判りました!疑問に思っていた車名が判ったので、一緒に会場を回っていたtrekkerさんにも興奮して報告した記憶があります。
2年前のtrekkerさんのブログにもコメントしている。
2回目である昨年は白と黄色で仲良く並んだAlfa Romeo Junior Zagatoに再会できてパチリ。特にタグもつけない
Myブログを見つけていただき、オーナーの黄色わさびさんからコメントいただいたのは二重の偶然でとても嬉しかったのです♪
そして、3度目の今年、すでにみんカラお友達♪になっていただいていた黄色わさびさんと初めてお会いすることができました!ブログでやり取りをしていると、初めてなのに初めてでないような不思議な照れくさい「初めまして~」ですね。とてもステキな「遊び用の名刺」をいただきました。私も早速真似っこしようと思います、遊び用の名刺製作。
そして、その黄色わさび号のおとなりに、初回訪れた際に特別展示されていた二玄社「カー・グラフィック」編集部の故 牧野幸子さんのファセル・ヴェガ・ファセリアが展示されていました!
牧野さんを個人的に存じ上げていたわけではないのですが、初めてCCRでこの美しいクルマを見て、牧野さんを偲ぶパネルを読み、牧野さんの愛車への想いと、そのクルマを東京から新潟まで持ち込んでこうして展示して一緒に愛で、偲びましょうという周りの方のご尽力と想いに胸が熱くなりました。その日の夕刻、CCRからの帰り道にキャリーカーに載せられて東京へ帰るファセル・ヴェガ・ファセリアを偶然目撃し、ちょっとだけ後ろに付いて走ることも出来ました。オーナーを失って寂しそうな後ろ姿、と当時は感じました。
牧野さんとファセル・ヴェガ・ファセリアについては、昨夏ひとり熱中していた「ま」さん(=松任谷正隆氏)の「職権乱用」ブログで、「ま」さんではなく編集者のミッチーさんこと道田宣和さんが
一周忌(キリスト教会にて)の報告をしていらっしゃいました。その時にも教会にファセル号を持ち込んで故人を偲ぶ様子に心が温かくなりました。
偶然に牧野さんのファセル号と今年のCCRについて書かれた
ホビダスのブログも見つけましたので、是非お読み下さい。
今年の展示では所有車の欄に「牧野要吉」さんとお名前が入っていて、ご家族と思いましたが、何とお父上が自走で糸魚川まで来られたと。そして、私は当日は昼過ぎに会場を後にしたので知らなかったのですが、コンクールデレガンスで日本海大賞を受賞したことも知り、とってもとっても嬉しく感じました。
まだ3回だけですが、行く度に不思議とあたたかい気持ちにさせてくれるこのクラシックカーのイベントが大好きです。
※今思えば、最初に首都高で見かけた品川ナンバーの赤いJr.Zは
吉田匠さんの愛車だったかもしれませんが、違うかもしれません(笑)
Posted at 2009/09/12 21:01:37 | |
Event | 日記