
今日10月10日は「目の愛護デー」。2004年4月に登録した献眼登録のカードを、私が登録したアイバンクから届いた年次報告書の封筒の上においてパチリ。(年次報告は6月に届いたもの)
献眼登録の直接のきっかけとなったのは、作家・曽野綾子氏と「死への準備教育」(Death Education)を提唱、講義されていたアルフォンス・デーケン上智大学教授(当時)の往復書簡をまとめた「旅立ちの朝に」を読んだことです。
死生学や喪失体験や心理学の本とか、そういう関連の本ばかり読み、一般的には想像し難いかもしれませんがそういう書物に深く癒される時期がありました。もともと曽野綾子の小説は若い頃からよく読んでいて、彼女の客観的でクールで、時に残酷とも思える文章は好きでしたし。
「旅立ちの朝に」・・・冒頭は曽野さんからデーケン教授に宛てた「さわやかな朝に」と題された書簡。その中で曽野さんの母上が自宅で亡くなられた時に、登録手続きをしてあったアイバンクに電話をして東大眼科のお医者様が来て処置をする場面(10分くらいで済むらしいです)と、その後に彼女や家族が感じたことが書いてありました。読んだ時その感じがとてもリアルに実感を伴ってすぅっと胸に入って来て、以来考えるようになりました。
結局それから1年くらい経て、居住地に近いアイバンクを調べて登録しました。お財布とインサイトとフリードのグローブBOX(車検証フォルダー)に入れています。
登録しているから別に偉いわけでも、またお勧めするわけでもなく、ただ周りの人が知らないとせっかく登録してあっても実行されない場合もあるでしょうし、まぁ、献眼のことを知っていただくキッカケとして書いてみただけです。
・・・と、ここまで書いて日本アイバンク協会のウェブサイトを久しぶりに覗いてみましたら、平成19年から21年の3年間を「愛の献眼
50周年」と位置づけて推進特別活動中ということを知りました。
10月31日には
フォーラムが開かれ、曽野綾子氏による講演もある!何というタイミングでしょう。同じ祝・ハーフセンチュリー!ですし、神さまが「行きなさい」と教えてくれてるのかな?
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You are my sunshine, my only sunshine
You make me happy when skies are grey
You'll never know dear how much I love you
So please don't take my sunshine away~♪
----"You Are My Sunshine"
※2003年1月25日、デーケン教授が定年を迎え、800人を収容する大教室で満杯の聴衆を前に「最後の講義」をされた後、最後に大合唱となった教授の十八番の曲。最終講義のテーマは「私の人生の出会いと転機---生と死とユーモア」だったそうです。(AERA 2003.2.10号記事より)
Posted at 2009/10/10 14:28:25 | |
Memory | 日記