2010年06月20日
父の日は実家の老親と過ごしました。
最近父の姉(90歳)が転居したため、古い写真やものを整理していて、昔の写真を大量にもらったようです。その中に軍服姿の父の写真がありましたのでデジカメでパチリ。
大正11年生まれの父は、昭和18年・秋に出征し、インドネシア・アンボン島で終戦を迎えました。東京の学校を卒業後、旭川で訓練を受けていた頃、札幌の遠縁の家を訪ねた折に撮られたもののようです。昭和17~18年、父 20~21歳頃でしょうか。
戦争がなかったら、父の人生はどんなふうだったろうな~と考えることはよくあります。それでも、知覧の特攻隊平和会館や靖国神社の遊就館などで目にした、父と同世代で戦地から還らなかった大勢の若者たちの写真や遺品を思うと、この齢まで無事生き永らえたのはとても幸せなことだと思います。
私がその年齢になったら同じように思うかどうかわかりませんが、父は「あっという間だった」と88歳の誕生日に感慨を述べていました。何の苦労もせず育ててもらい、せいぜい戦ったのが「受験戦争」くらいの私は、人生の濃さではどう頑張っても敵わないことは明らかです。
Posted at 2010/06/20 22:37:14 | |
Memory | 日記