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土曜の夜、中禅寺に到着した時点で40,000kmまであと一桁。

今朝、湖に面したコーヒーショップでトースト＆コーヒーを食べた後、さらに上へ向かう途中、竜頭（りゅうず）の滝P前で無事通過。標高1300mで迎えた40,000を記念してパチリ。竜頭＝ドラゴンヘッド！これからも勢い良く走れそうな感じ？

雨脚が強くなる中を湯ノ湖まで走り、黙々と竿を振る釣り人に心の中でエール。金精峠へは向かわずUターンして、いろは坂から東北道で帰りました。13時過ぎには実家へ到着。お土産の塩羊羹で皆でお茶しました。

車歴（動かしたことのあるクルマ歴）は15台とすぐ数えられた私ですが、奥日光へは何回行ったか思い出せません。アルバムや釣り記録を丹念に見直せばある程度トレースできるでしょうが･･･やる前からギブアップ。

大きく変わったこと、何も変わらないもの･･･いろいろですが、やはり奥日光は私にとって特別に大切な場所だと再確認できたプチ旅でした。

奥日光・中禅寺湖

すぐに帰ってしまうのが惜しくなり、ご飯を食べに入ったお店で宿の相談をすると、すぐ近くの温泉ホテルに電話して確保してくださいました。予約も無いお一人様素泊まりは通常はお断りのようでラッキーでした。湖に面した部屋の窓からパチリ。

さて、今から3度目の露天風呂へチャポン(硫黄泉）。夜のうちに雨が降り今もどんよりだけど、もう少し足を伸ばして他の水辺も歩いてみよう。正午くらいまでは何とかお天気もちそう？

帰りは沼田経由で関越で帰ろうかな？日光羊羹でも買って実家に寄ろう。安全運転で。次のブログが「彼岸より」では洒落にならないので（笑）

よし日光へ行こう！インサイト君いろは坂デビュー。いろは坂どころか、本格的な山道走るのも初めて。快調に登ってバッテリーは下から3目盛まで減った。(普通？）

家から約3時間。中禅寺湖・歌が浜駐車場へ滑り込むニュルブルーインサイト。すぐに支度をして（シューズを履きかえるくらいですが）湖の南岸のトレイルを歩きました。

下ではお天気だったのに上に着くと残念ながら雲が出て、中吊り広告のような景色は望めませんでしたけど、トレイルやビーチから湖面を眺め、遠くの山を見渡すのは至福の時間でした。

今日9/20から湖は禁漁になったようで釣り人はおらず、平和を取り戻した魚たちはきっと悠々と泳いでいたのでしょう。時折湖面でライズする鼻先が見えた時は全身がカッと熱くなった。（きっとブラウントラウト）18時前まで湖岸にいたけれど、あれから1時間ほどがゴールデンタイムの夕まずめ。しかし、暗くなる前に湖面を後にしました。

南岸は車が通れる道はわずかで、それも一般車輌は入れないのでとても静か。湖をぼぉ～っと見ながら、本当に何の音もしない時間がありました。

【補足】中禅寺湖の鱒釣りシーズンは9月19日で終了。代わって9月20日～10月31日までワカサギ特別解禁とのことです。

奇跡的な偶然とまでは言いませんが、いくつかの関連した出来事が続けて起きる（見つける）時、私はとても嬉しく感じます。ひとつ、ひとつは必然があって同じ頃に存在していても、それらに必ずしも自分が気付くとは限らないでしょう？

木曜日インサイトを引き取りに、通勤では久しぶりに乗りこんだ朝の電車。車内の中吊り広告に見入ってしまいました。こういうシリーズ広告があることをそれまで知りませんでした。

ライターはスマドラ発起人でもある小山薫堂さん。スマドラがらみでも他の媒体で読むものでも、薫堂さんの書く文章は優しい気持ちになって好き。たった2駅乗った電車で、その朝は温かい心持ちになりました。

東武鉄道HPから辿ってコチラで見つけましたので、是非「全体表示」（中吊りのレイアウト）でご覧ください。

* * * *

翌日（昨日＝金曜）オフィスでランチをほおばりながら、自宅から持ってきた朝日新聞をぺらぺらめくっていると、またもや薫堂さんの写真が。公開中の映画『おくりびと』の脚本を書かれたそうで、談話が載っていました。（お彼岸で仏具店や霊園、葬祭業者とのタイアップ企画広告でしたが　笑）

もっくん主演のこの映画については、どこかで見たか読んだかした記憶がうっすらありますが、今上映中で薫堂さん脚本とは知りませんでした。知らなければ観なかったかもしれない『おくりびと』･･･上映中に観てみようと思いました。

中吊り広告の写真を見ていたら、無性に中禅寺湖に行きたくなってしまった。もう何年行ってないだろう？ Shame on me!

川岸でなくても、水辺に立ってみることはお彼岸には相応しいような気もする。どこの水辺もやがて川になり海へそそぐことは変わりないですし。本当のお墓でなくても、人の魂が眠る場所というのは何箇所もあると思う。


※車内の吊り広告でも小さくて正確なところは判らなかったですが、左端にあしらわれたフライ（西洋毛鉤）。むかし習っていた絵付けのお稽古の発表会用に、リモージュの小さなピルケースにこれと似ているフライを描きました。

蓋の中身がカラッポではつまらない、と展示会前夜に急遽ありあわせの材料で夫が同じフライを巻いてくれました（Silver Doctor I というウェットフライ）。出来はイマイチで魚は騙されないだろうけど、飾りには充分だろう、と。

絵は今みてもヘタですが、毛鉤というモチーフと中に本物を仕込んでおいたプレゼンテーションが珍しがられました。