
私が16歳、彼女が17歳の時に知り合った友達・・・今はハワイに住んでいます。
彼女はアメリカの大学へ行き、私は日本で学生生活を送り、と距離は離れていましたが、ずっと文通(電子メールではない、エアメール)しながら細く長く。
彼女が夏休みに日本へ帰ってきたときには、うちにホームステイしてバイトに通ったり、私が彼女のご両親が住む千葉県・勝浦へ海水浴に泊まらせてもらったり。
その後、彼女はアメリカで仕事をし、やがてアメリカ人と結婚。同じ頃私も結婚で実家を出ましたが、親同士の付き合いは続いていたようです。
ある時、私の実家へ彼女のご両親が訪ねてくれたときに、勝浦のおうちのお庭からお母さんが一株お土産に持ってきてくれた「みやこわすれ」の花。
以来、20年以上の月日が流れましたが苗は増え、毎年この時期に咲いてくれます。上の写真を撮った日は曇りでぼんやり写っていますが、淡い紫色の可憐な宿根草です。
私の両親よりそれぞれちょっとだけ年長だった彼女のご両親は既に天国へ召されましたが、敬虔なクリスチャンであったお二人が所属していた教会の、外房の大海原を見渡す灯台近くにあるお墓へ年に1度はドライブを兼ねてお参りに出かけると、不思議と心落ち着き帰路につくのです。
『しばしの憩い』--- 「都忘れ」の花言葉
Posted at 2011/05/03 00:07:34 | |
Memory | 日記