きっかけは
お兄ちゃんが出た空手の試合を
観にいったことだったらしい。
「私もあの金の塔が欲しい。
どうしたらもらえるの?」
3歳だったRちゃんが師範に訊ねる。
「勝ったらもらえるんよ♪」
「じゃ、私もするっ!!」
次の練習の時から
Rちゃんもお稽古。
とても小さくて華奢な女の子には
キツい内容。
「センセー、キツいけぇ止めてもいいですか?」
とお兄ちゃんが音を上げるその横で
Rちゃんは歯を食いしばり
時に涙と鼻水を垂らしながら
やり抜く!!
「先生! 私に宿題だして…」
「ほな、腕立て伏せを5回しといで!
綺麗な腕立て伏せじゃないとアカンからな‼️」
次の練習日には
本当に腕立て伏せができるようになってくる。
師範(私は 兄ぃ と呼んでいる。)も
Rちゃんに教えるのが楽しくなってきたようで
ひょっこりと会う度に自慢していた(^ ^)
そのRちゃん、4歳になって、、、
先日(2/10)は初陣っ*\(^o^)/*
孫自慢、、じゃない、、弟子自慢を
聞かされてきた私は
見にいくことを約束していたので
余裕をもって家を出た🚗💭
開会式の後
型があり
いよいよ、フルコンの予選!!

緊張感、まるで無いRちゃん(^ ^)
いよいよ、Rちゃんの試合開始‼️
互いに礼っ‼️
試合内容を動画に撮ったけれど
貼り方が解らず断念💦
果敢に突きを出し蹴りもいれる‼️
サイドで兄ぃが檄を飛ばしている(^ ^)
体格と年齢の違いで
思わず倒されつつも
1分経過。
判定は「引き分け」
更に1分の試合。
なんと
予選を勝ち抜いてしまった*\(^o^)/*
決勝戦は午後イチ(^ ^)
決勝戦の時間となり、、、
やっぱり緊張感ナッシングなRちゃんに
兄ぃは何度も同じことを伝えていた。
その後で兄ぃが近くにきて
「あれ、見て! 丸で緊張感ないやろ?
肝が座ってんねん。
オイラの方が緊張してもて、胸が痛いゎ💦」
と左胸を抑えてみせる。
返事の代わりにニカッと笑う私(^ ^)
対戦相手の男の子は、かなり強いらしい。
でも、
試合が始まると、、、
一向に怯むこともなく
前に前に突き進んでいったRちゃん‼️
1分経ち、試合終了。
判定は…
なんと、「引き分け」‼️‼️
…試合前に兄ぃは言っていた。
「出来れば予選は通過させてやりたい。
でもな、決勝戦は負けて欲しいねん。
まだ優勝したらアカンのや。」
そう言ってた兄ぃだったが
決勝戦では予選以上に声を張り上げてた。
再試合スタート‼️
幼年の部は試合時間1分間。
小さな女の子にとって
かなりキツイ延長戦。
突きも蹴りも空振りし始めるし
相手の子の蹴りを受けて吹き飛ばされる。
延長戦終了のホイッスル。
… 負けてしまった。
「終わった。これでエエんや。」
と兄ぃが呟き、、、
何故か私の背中をドンッと叩く(笑)
「押忍‼️ Rちゃんの準優勝、おめでとうございます‼️」
と挨拶(^ ^)
もうひとりの道場生の子の試合も、、、
決勝戦で負けて準優勝。
Rちゃんのお兄ちゃんは…
二回戦で負けてしまったらしいけれど
内容は良いものだったらしい(^ ^)
3人出場して
それぞれ結果が出たので
帰ることを伝えると
兄ぃはRちゃんとRちゃんのご両親に紹介してくれた。
「R, この人はな、Rのファンなんやて。
ファンが居てるって有難いことやねん。
これからもガンバらなアカンな‼️」
大粒の涙を浮かべてたRちゃんは
コックリとうなずく。
「今日はすごくすごーくガンバったよね!
また応援に行ってもいいかな?」
と訊ねるとコックリとうなずく(^ ^)
Rちゃんのご両親からもお礼を言われて…
また観に行くことを約束して…
別れた(^ ^)
夜、兄ぃからお礼の言葉が。
その言葉に続いて
「Rのヤツな、お母さんがワザと
“ 泣くほど辛いんだったらもう空手を辞めちゃおうか? ”
と言うたら…気持ちを切り替えて
お父さんの構えるミットで蹴りの練習したらしいねん‼️
“ 今度こそアイツをぶっ飛ばしてやるんだ! ” って言うたらしいねん♪」
と喜びの言葉が綴られていた。
その言葉の後に添付された写真が…
トップ画像の写真(^ ^)
小さな女の子から
克己心と向上心を教えてもらった
2/10だった。
ここ数ヶ月の間
心にあったモヤモヤが晴れた日だった。
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Posted at
2019/02/12 03:04:35