小山バス事故 運転手供述「自己流で操作」 フェード現象考えず
事故当時の記事を見て思ったのがやはり「フェード現象」
AT車が主流な今どきの車はブレーキ性能が格段に良くなってるので、エンジンブレーキなど使わなくても起こることのない現象になりました。
ですが重量の重い大型車は、いまでも普通になります。
自分みたいな総重量30tを超えるような車両を運転する場合、一般道でも普通にエンジンブレーキと排気ブレーキを最大限に使って、フットブレーキは補助的にしか使わない運転をします。
ですが今の最新の大型車はAT車が主流になり、ディスクブレーキも普通についてきて乗用車ライクになりつつ有ります。
特にバスは20トンを超えるような荷物を運ぶような大型車と違って、総重量も軽く普通車的な運転をしても困ることは無いでしょうからね。
別の記事では
「中高速から低速のギアへ変更を試みたが、エンジンの回転数などが合わず、ニュートラル状態に陥った可能性がある」
とあったので、運転していたのはAT車でほぼ間違いなく、下りに対しての適切なギアや最適なエンジンブレーキの使い方も理解していなかったことが伺えます。
AT車の教習でローギアの説明もしないご時世、MT車もろくに乗ったことのない、今どきの電子制御で守られた高性能な車しかしらない世代に、理解しろというのはちょっと酷なように思います。
自分は5年前に大型と牽引免許を取りましたが、教習所では排気ブレーキの説明すらありませんでしたし。
「大型2種を持ってるにも関わらず、基本的なフェードに関する知識を持たないなんて、驚くばかり」等のコメントが大勢を締めていますが。
これって会社の指導方法にも問題が有ると自分は感じる・・・
運転手って出庫したら車両トラブルも、責任を問われる仕事なんですよ。
出庫前にちゃんと点検したのか?ってね。
先輩がもう少し太ってたらハンドルに内蔵潰されて死んでたかもしれないって言われた事故車両見て、改めて命がけな職業だなって思い返したことを思い出しながら、複雑な気分で記事を読んで感じた次第です・・・
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Posted at
2022/11/27 20:30:43