保護猫のムギは、僕が一人で休みなく働いていた時の相棒です。
しかし、訳あって宮城に帰ってきました。
その際にアパートは無理だから、実家に預けたところ…
すっかり母が猫のトリコになってしまい(笑)
猫グッズで全身揃える始末。
元々犬派なはず…
ニャン生を自由に過ごされる猫の魅力が良いらしく。
ムギはムギで、暑いくらいの実家のコタツでぬくぬくと、沢山の餌をもらって満足そうです。
今回は一戸建てに越したので、
ムギは一緒に住めるかな?
と嫁様に話したところ。
「お母さんにムギちゃん返しては言えないでしょ」
と言われまして。
飼い始めた責任も感じており、私としてはいつかまた暮らせたら
という想いもあったのですが
本ニャンの声を聴けるものなら聴いてみたいのですが。
どう考えても今更返してはむしが良すぎると結論づけました。
実家に帰れば会えるし増猫が正解です。
そんなわけで。
家を建てたら猫を飼う
という目標に向かってコツコツと共働きで頑張りました。
今回はお客さんの家でたまたま飼われていた「ラグドール」という人形のような猫、マスタングと同じカリフォルニア原産らしいです。
それに僕がやられてしまい😂
飼うならラグドールがいい!
と申してまして。
そもそも宮城のとある動物保護センターに行ったところ。
「保護猫は一匹も居ません」
と言われました😨
…県によって殺処分になるほど居るのに?
宮城はいないとのこと。
そもそも受け入れないのでしょう。
ペットショップはあまり好きではありませんが
ラグドールはブリーダーかペットショップで命を「買う」しかありません。
目標叶ってラグドールとの生活がスタートしました。
家は傷も入れば老朽化もする。
地震がくればクロスは割れ基礎にヒビが入る。
新築でもいっそガリガリやってもらおうと。
ケージに閉じ込めないで室内放し飼い状態です。
僕ら夫婦は家を買ったり、車を買ったり、電動自転車を買ったり、
しまいには高級とされるラグドールを「買った」
訳ですが…
特に僕はカメラだ時計だ外車だと散財三昧でしたので。
元々の金持ち
と、ごくまれに勘違いされますが。
ただの無計画な車バカだし、悩んだら買え、とバブルの諸先輩方に教わりましてそれを地で行ってるだけです(笑)
300円のタマゴは買えないです。
200円のタマゴを探して買うケチです。
ランチも値上がりばっかりで外食がめっきり減りました。
こんな贅沢に買ってばかりでいいのだろうか?
僕はラグドールを検討した時にそんなふうに思ってしまいました。
そしてこういう事はあまり他人様には言わないでおこう
傍から見るとお金持ちや贅沢をする恵まれた人にみえて妬みもあるからとも思いました。
が。
嫁様の一言に救われました。
「ずっと前から家買ったら猫を飼おうねって決めてたよね。今は貯めてた分、使う時なだけだよ」と。
正社員の共稼ぎで子供もまだ居ない僕らは時に
何故働いているのか?
と考える機会が多かったです。
もくもくと働き、お小遣いは月20000円でやりくり。
貯めに貯めた貯金も、家の支払いでなくなってしまいました。
家もオープンカーもガレージも電動自転車もラグドールも。
贅沢品であることは重々承知しています。
誰しもが持てるものではない。
平日は疲れていても自炊しました。
物持ちは良いので衣類は昔からの物が壊れるまで使います。
騒音の酷いアパートで、耐えに耐えた。
納税額に怒りを覚えることもしばしば。
僕は思うのです。
フェラーリや911やV8アメ車に実用性はなく。
僕のようなカスタムカーも一緒です。
燃費も悪く物も積めず音も煩い。
初期費用も維持費も高い。
だけど
嗜好品なら何でも一緒。
ロードバイクだって時計だって山歩きもお金がかかる。
買える人が買ってこそ、メーカーは存続できます。
本来なら潤沢に市場に安く流れる中古車が車好きの夢を叶えてきたのですが。
いつの頃からか極上で楽しくて安い中古車はなくなってしまいました。
中古住宅も、訳がわからないくらい高いですね。
僕は、買える人が買って経済を回すのはある意味、架せられた義務だと思うのです。
引っ越してから、ロードスターの声が聞こえる気がします。
やっと安心して眠れる
と。
ラグドールはメルと名付けました。
正直、売れ残りっぽい感じの子で、生後5ヶ月に近いです。だからラグドールの価格としては安かったと思います。
皆、ペットショップで「買う」人達は赤ちゃん猫、生後3ヶ月内の生体を希望します。
僕らは共稼ぎだし、一人で留守番の時間が長いから成猫でも良かったのです。
成長と共に、ペットショップの生体の価格は一週間毎に下がっていき。
生後6ヶ月を過ぎると、ペットショップでの価値は0円になります。
ペットショップも商売。
売れないよく食べる大きな猫の為にスペースを無駄には出来ないのです。
メルちゃんは女の子。
この子を迎えることは、僕ら夫婦の義務と運命を感じ、決断しました。
最近は帰るのが余計楽しみになりした。
人生に張りがでた気がします。
僕にとって守るべき家族が増えましたのでご報告でした。
Posted at 2023/03/10 04:13:35 | |
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