
なにかって言うと、空気圧の話です。
皆さん、タイヤの空気圧はどのように決めていますか?
通常、車両指定の空気圧が車体のどっかに書いてありますので、それに従うのが基本かな、とは思います。
ホイールサイズ変更後やタイヤ(のLI)によっては、指定空気圧から調整する必要が出てきますよね。
で、私は前々から疑問だったんです。
車両指定空気圧って、タイヤメーカーが定める(というかタイヤ規格に応じた)LIと合っていないんですよね…。
つまり、タイヤ側からしてみれば荷重で空気圧が決まるのに、車両指定空気圧は必ずしも、その車両の荷重に即した値になっていないんです。
(たとえばFF車でフロントヘビーなのに、車両指定空気圧は前後輪同じだったり)
では、しっかりと荷重に合わせた空気圧にしてみたらどうだろう?という実験をしてみました。
タイヤを無駄なくグリップ(性能をフルに発揮)させるには、やはり4輪の接地度合い=接地面積を揃えるほうが良かろう、という単純な論理です。
言い換えれば、前後輪のグリップバランスを揃える、ということですね。
ググってみると、なんと!このテーマを35年以上も追っかけている方の「重量配分タイヤ空気圧理論」なるもの(※詳細は関連情報URLにて)が見つかりました。
せっかくなので、こちらの理論も参考に自分の車両の荷重を計算(理論値を算出)し、そこから実際のタイヤ接地面積を踏まえて微調整した空気圧が、以下です。
前輪:250kPa ※車両指定どおり
後輪:175kPa ※車両指定の最低ライン-55kPa
前輪は車両指定どおり…というか、前輪を基準に後輪側で荷重バランスを取っている形です。
ほんとは左右差も考慮すべきですが、状況によって乗員位置も変わるので、そこまではやっていません。
上記空気圧でも、厳密にはまだ後輪のほうが接地面が少ない状態ではありますが、これ以上抜くのは弊害ありそうなのでやめておきました。
(車検証上の軸重で前後300kg以上差があるので、乗員+荷物を考慮しても、まだ後輪側に余力があります…)
結果、走りはどう変わったか。
「重量配分タイヤ空気圧理論」にも書いてありますが、すごーくいい方向に変わってしまいました(笑)
私自身が感じたことは、以下のとおりです。
・リアブレーキが効くようになった→ブレーキング時の挙動が安定した→制動距離が短くなった(しっかりタイヤのグリップで止めている感覚)
・リアサスの動きがわかるようになった
・リアのトラクションが良くなった
・ピッチングが減った
・転がり抵抗が減った(エンブレ時に体感、燃費も若干向上?)
・路面に張り付いている感覚が増した→もともと良かった直進性がさらに向上した(タイヤを新品にしたような感覚)
・静止状態でもわかるほど、なぜかステアリングフィールが軽くなった
・コーナリング時、まっすぐに戻ろうとする力(ツッパリ感)をステアリングから感じていたのがなくなって、抵抗なくコーナリング角度を維持できるようになった→コーナリング中の切り増しが減った
などなど、いまのところいいこと尽くめで、弊害は感じないんですよね…ちょっと怖いぐらい。
とにかく、フィーリングが気持ちよすぎて、ますます運転が楽しくなっちゃいました♪
やはりまず「タイヤをどう使うか」がチューニングの基本なんだな~と、素人ながらに再認識した次第です。
興味ある方は、お試しください!
ただ、車両指定空気圧からはかけ離れることもあるため、言わずもがな「自己責任」でお願いします☆
Posted at 2020/09/23 12:20:06 | |
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