まだまだ乗れると思っていたゴルフ7ヴァリアントを手放し、15年ぶりのベンツE350deを購入したきっかけは2つありました。
ひとつがマンションに国補助金で、EV充電器が設置される予定があったこと。
もう一つが、たまたま読んだ「MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ(日経BP, 2018)」という本の内容が、EV化を単なる車の駆動装置の電動化だと思っていた私に、パラダイムシフト的な強い印象を与えてくれたこと。この二つでした。

この本には、フィンランドのアールト大学(当時)修士課程に在籍していたヘイッキラさんの、いわゆるMaaS論文の概要が記載されていました。
その概要とは
「市民が、稼働率の低いマイカーを所有すればするほど、渋滞、駐車場不足、環境問題を引き起こし、移動のストレスを高める」
「この状況の変革を導くケーススタディとして通信、エネルギー、運輸などの公的サービスが自由化により、どう変革されたか分析」し、とりわけ
「通信分野の自由化により、利用者の選択肢が拡がった」ことを評価し、
サービスとして移動(モビリティ)を提供するというMaaSのコンセプトが生まれた。
と紹介されています。
設備としての稼働率が3-4%あるいはそれ以外の自家用車を、世界中で競い合って大量に作り、計画的に陳腐化させ続けるのは、多分、持続可能ではないと理解し、電動化は遅かれ早かれ、世界的に進行する必然だと感じました。
で、E350deを選んだ理由。妻がたまたま「次はディーゼルは?」といったことがあり、ディーゼルなら妻の理解が得られやすいと思ったこと。EV+ディーゼル=究極のエコカーだと妻に主張できたこと。ゴルフ7ヴァリアントR-LINEが割りに高く売れたこと。
はじめて認定中古車以外で買った理由。大阪の某シュテルンが残価設定ローンを執拗に勧めてくるのにウンザリしたから。シルバーが当時、認定中古車になかったから。

以前のゴルフは一年5000kmくらいでしたが、E350deに乗り換えて年8000kmは走行。高速ロングドライブでは、乗り心地も燃費(25-6km/lは軽い)も良く、ついロングドライブしたくなり、走行増えた時思います。
マイナーチェンジ前の方が、装備も良く、値段も安く、私はこの2020年W213 E350deがベストと思ってます。マンションに導入予定だったEV充電設備が保留になり、今のところ重いディーゼルになってますが、EVならではのプリエントリークライメートシステムは猛暑には欠かせなくなっています。

明日は12ヶ月点検。しっかり労わってあげようと思います。一年ありがとう。
Posted at 2024/08/24 11:11:01 | |
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