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去る１５日　『ネットワークでつくる放射能汚染地図　福島原発事故から２ヶ月』（ＮＨＫ教育テレビ）　を見た。

圧倒的な質量の何かが自分にのしかかってくるような番組だった。

事故から２ヶ月、原発について具体的に何を知りたいとか、何を知ればいいのかと意識的に考えて来てはいなかったのだけれど、この番組を見て　「これが今知りたかった大切な事の一つ、今知るべき重要な事の一つなのではないか」　と確実に思えた。

木村真三氏が淡々と測り続ける放射線量は、点が線になりいずれ面になる。

今までテレビ、新聞、ネット等を見ていながらも断片的に通り過ぎて行っていた情報。それがこの番組を見ている内に、ほんの少しだが自分の中でも点から線になったような気がした。

そして番組終盤　「避難地域に犬を残して家を後にする飼い主、その車を追いかける犬」　の映像でまんまと大泣きしてしまったのだが。

これは犬が可哀想っていうのもあるけれどこの番組を通して、この期に及んでもまだ自分達組織の保身しか考えてなさそうな東電、政府、政党、省庁の姿が浮き彫りになり（私見です）、絶望的な気持ちになった涙でもありました。

直接的な被害に合っていない自分でさえこんな絶望的な気持ちになっているのに、実際の放射能被害に合っておられる方々はどれほどの気持ちを抱えておられるかと思うと、言葉がありません。



この番組が早くも”今夜”再放送されます。５月２０日午前１時３０分から（ＮＨＫ総合）。

更にもう一度　５月２８日（土）午後３時から（ＮＨＫ教育）。　番組ホームページ

そして番組ディレクター七沢潔氏の名前は覚えておきたいかも。

ちなみに　番組終盤に出てきたワンコ　について。



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