【褒める才能】人にだれでも持っているすごい才能があります。「人を褒める」という才能です。ほどんどの人がこの才能に気づいていないようです。人は、遠くの人のことはよく褒めますが、身近な人のことはあまり褒めません。普段から、もっとあなたの「人を褒める」才能を生かしてください。あなたのいちばんの才能は、人の才能を褒めることなのです。あなたの周りには、ちょっとした才能を持っている人はたくさんいます。あの人もこの人もすごいねと褒めていると、才能をもった人が集まってきます。そうすると、才能のある人が10人集まったくらいの成功者になれます。昔の武士は主君のために死ぬ、という覚悟で働いていました。主君である殿様は、豪傑の家臣たちよりも強いかというと、そうではありません。豪傑たちをすごいすごいと褒める器量があるから名君といわれるのです。成功している人は、この褒めるという才能が際立っています。普通の人は、褒める努力ではなく、褒められる努力をしがちです。すごいと思う人と同じになろうと努力してしまうのです。これが不幸の始まりです。相手を褒める努力をしたときに、世の中はあなたに味方します。才能は認めてもらえるところに集まります。周りの人から褒めてみてください。すごいことが起こります。人を褒められないのは、あなたの心の狭さと妬みです。今あなたが成功していないのは、才能がないからではなく、人を褒めることができない、狭い心のせいなのです。すごい才能のある人はたくさんいます。剣豪とか、文豪とか、能書家とか、素晴らしい才能を持っていますが、その能力が褒められる域に達するのは、なかなか大変なことです。あなたにはそういった才能はありません。あれば開花しているはずです。それよりも、あなたの最高の才能は「人を褒める」ことです。なにかやりたいなら、褒める努力と一緒にしてください。あなたが今、幸せでないのなら、間違った努力をしています。自分が苦しくなるような努力ではなく、人を褒める努力をしていってください。