僕の教材・・・今までありがとう！

タミヤのＴＧＸというエンジンのラジコンカー。１／８サイズで、他社の１/１０ものよりも大きく、迫力がありました。当時はごつすぎて不人気だったＲ３３ＧＴ－Ｒが大好きで、ル・マンに出場したこれが発売されると、小遣いをためて近所の模型屋に走ったものです。この大きな箱を持って帰る時の嬉しさといったらこの上ないものでしたね。
高校生の頃は、ずーっとこれで遊んでいました。周りの友達も影響されてみんなで走らせていました。


小学生の時は、タミヤのサンダーショットという電動バギーを組み立てて遊んでいました。こいつも四駆ですが、ラジコンで四駆の仕組みとか癖を学びましたね。前後デファレンシャルギアの仕組みとか働き、プロペラシャフトを外せば後輪駆動。リアのドライブシャフトを外せば前輪駆動。いろいろ弄って遊びました。


トーアウトやトーインの直進安定性やステアリングの反応、サスペンション、ネガティブキャンバーやポジティブキャンバーなどの特性、ダブルウィッシュボーンの接地性の良さみたいなのも。
スタビライザは何のためにあるのか・・・。ごんな疑問もラジコンで学びました。このエンジンカーＴＧＸにはスタビライザが標準ではありませんでした。やたらとスピードが出る割にまっすぐ走らない、安定感がない。ダンパーオイルを硬くすればいいわけでもなく、タイヤをハイグリップにすればいいわけでもない。答えは簡単でした。前車のサンダーショットには標準だったのに。


オプションの２スピードＡＴも付けました。豪快な加速音と、変速された時の音はたまりません。変速タイミングも調整できました。でも、ワンウェイベアリングによりエンジンブレーキの利きが悪かったので、走りは自分好みではありませんでした。シングルスピードの方が扱いやすかったです。


エンジンについても勉強になりました。シリンダー、ピストン、キャブレター、エアクリ、クランクシャフト、フライホイール。オプションで軽量フライホイールなんてものがあって、こいつはレスポンスアップによかったな。その代りに発進でのトルク感が減ったなーなんてこともありました。なにげにこのエンジンは２基目で、最初から付いてきたものは早々に壊れて、ＨＰＩというものに。３～４年こいつと付き合ったのかな。最後はコンロッドが割れてエンジンが逝ってしまい。自分も大の学生になり、走らせる暇も少なくなり・・・


当時はスカイラインが大好きだったのでボディはもちろんスカイライン。父親の会社がゼクセル（スターワゴンの噴射ポンプも製造）だったこともあり、当時の全日本ＧＴ選手権（現スーパーＧＴ）のカラーリングがかっこいいゼクセルスカイラインを作成。このボディはキットとして販売されておらず、自作でカッティングシートで作りました。ロゴ自体、カクカクだったので、カッターで手切りしてすんなりとできました。当時新調された「nismo」のロゴも早々に自作しました。すべて完成した時はしびれましたね。笑




他にも、自作アンダーカバーやら、自作ウィング、自作ヘッドライト、ぶつけて潰れたフロントを自作するなど、あまりお金を使わずに弄る楽しさ。デリカ弄りから今に通じるものの原点なんだなと今振り返って思います。車弄りの原点・・・


あれから１５年ほど何もしないまま経ち、家の改修を機に手放すことにしました。