2月2日~3日、「第25回 ニュルブルクリンクを走るための練習会」 on ICE at 女神湖と言う「スペシャル」な冬季運転教習会に参加してきました。
この「ニュルブルクリンクを走るための練習会」と 恐れ多い名がついた運転教習会はBMW M社 公認 ‟BMW M Fascination Nordschleife”のドイツ語圏外の初の正インストラクターであり、
日本自動車ジャーナリスト協会会長でもあらせられる菰田 潔先生が、ドイツのニュルブルクリンクを安全に走るために企画された練習会です。
スタッフと参加者の殆んどはニュルブルクリンクを何回も走り込んでいるような人ばかり。
勿論、貧乏でテクニックもないワタクシはニュルに行ったことも無ければ、今後も走る予定もありません。(苦笑)
木下 みつひろ選手と菰田 潔先生
インストラクターは菰田 潔先生の他にレーシングドライバーの
木下 みつひろ選手。
木下 みつひろ選手は車の開発能力に関しても定評があるドライバーで、昨年「G-max」と言うオリジナルブランドを立ち上げ、自ら後期型86を購入するなどして、チューニングパーツを開発・発売されています。
他に師範代4名がスタッフとしてサポート。
今回はスタッフ2名とプロカメラマンのSさんがドローン3台のカメラを使って走行映像を撮ってドライビングチェックすると言う万全の体制。
BMW,VOLVO,スバルから広報車5台の試乗車
今回はBMW,VOLVO,スバルから広報車5台の試乗車がありました。
試乗車は全て4WD車で、WRX S4,VOLVO XC60 T5 AWD,VOLVO V90 T6 AWD,SUBARU VX,BMW 320i xDrive ツーリング。
そのような内容の運転教習会なので、授業料はとても高額。(苦笑)
貧乏なワタクシは当初、平日で参加費が安い2日(金)だけ受講する予定でしたが、菰田先生から「土曜日は走んないの?、今回 土曜日は集まりが悪くて、空いているから参加してよ。」とお電話をいただいてしまったので、断るわけにいかず、老後のためにと貯めていたわずかばかりの福沢諭吉先生の肖像画とお別れする決心をして、3日(土)も参加することにしました。(笑)
それでもワタクシにとっては大金を投じることになるので、いつもは前泊するのですが、節約するために当日の早朝出発することにしました。
時間的に余裕をみてAM4時前に出たのですが、計算外で高速を降りた時間が通勤時間と積雪による渋滞と重なり、焦りましたが何とか集合時間前に到着。
女神湖の天気は曇りで、コース上はツルツル路面の上に雪が少し積もっていて、縁雪の雪壁も高い状態のコンディション。
初日の参加者数は15人位。その中にはいつも女神湖でお見かけしてたのに、一昨年から一度もお会いすることがなかったみん友の
krurinさんの姿も。
参加車はFF車が1台にMRが1台、後はFRと4WDが半々と言った感じで、SUBARU車の5台?とワタクシの86以外は全て外車。
一週間ぶりの氷上走行なので、氷上は慣れたものと思って走り出しましたが、雪がのったツルツル路面に対応できず、四苦八苦。
今シーズン初の牽引車のお世話になることも。(悲)
結局、この日は試乗車に乗ることも、インストラクターに同乗・添乗走行をお願いすることもなく、ひたすら自分の車でこの路面と格闘して終了しました。
ドローン映像鑑賞会
宿泊先のホテル コロシアム・イン・蓼科で夕食後は2階の「ピクルス」にて、自己紹介やドローン映像鑑賞会をして楽しかった1日目が終了。
2日目、女神湖の天気は曇りではあったものの、昨日と違い青空も見え、ドローン撮影日和。
コース路面も昨日皆さんが走り回ったおかげで、コース上の雪もだいぶ掃けてきました。
昨日はハンドリング路を左回りするコース設定でしたが、本日は右回りにするとのこと。
2日目の参加車
2日目の参加者は10名で、内、1名はスタッドレスタイヤがないとのことで公共交通機関で来て、試乗車を使っての参加。
テスラモーターズアジア太平洋地域広報部長さんも
Tesla Model Xで参加。
4WD車はTeslaと
makatoさんのWRX STIの2台だけで、他はBMWとBMW ALPINAにワタクシの86のFRばかり。
VOLVO XC60 T5 AWD と V90 T6 AWD
初日は試乗車を1台も試乗しなかったので、せっかくの機会なので二日目は試乗から始めることにしました。
先ずは、2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー 受賞したボルボの
XC60から。
ボルボ車を運転するのは初めてなので、広報の方にエンジンの掛け方や電子制御の切り方などをレクシャーしてもらいました。
この車には、シートヒーター・ステアリングホイール・ヒーターやフロントシート・マッサージ機能などの快適装備も付いていて、メーターパネルも最近のアウディのような液晶パネルになっていて、9インチのタッチスクリーン式センターディスプレイで操作と現代的高級車と言った感じ。
そして、いざ発進。勿論始めからスタビリティコントロールOFFです。(笑)
続いての試乗は同じくボルボの
V90。
どちらも4駆なので、トラクションも良いし安定しています。
その安定した車を振り回そうとするのですが、慣れた後輪駆動車のようには行かず、悪戦苦闘。(笑)
ハンドリング路でスピードがのったところでやっとオーバーステアが出たと思ったら、いきなりシートベルトが締まってビックリ!。
流石、安全性を重視するボルボ。電動プリクラッシュ・テンショナー付フロントシートベルトだったのですね。
フルブレーキを踏んで作動することも一度ありましたが、ABSが効いた位では作動しませんでした。
色々試してみても、この電動プリテンショナーが如何いうロジックで作動するのか分からず、広報の方にも訊きましたが、よく解らないとのことでした。
スラローム、定常円旋回、ハンドリング路と、頑張ってドリフトをしようとしてもワタクシの技量では全く歯が立ちません。(悲)
車が換われば何とかなるかも?と、今度はスバルの
WRX S4 で再チャレンジ。
しかしながら、結果は同じで、上手な人はボルボやスバルでもドリフト出来ているのに、ワタクシは全く駄目で、4駆の乗り方が全然分かりません。(涙)
4駆でドリフト出来る人が宇宙人に思えてきました。(笑)
4駆と格闘していると、上手くなるどころか段々運転が乱暴になってきたので、試乗は中止して自分の車で修行し直すことにしました。
昨日の路面と違い、コース上の雪もだいぶ掃けていたので、FRでも走りやすくなっていました。
女神湖で参加者が10台位までだと、待機時間もなく、走り回れます。(嬉)
◇ 車載映像 スラローム~定常円旋回編
◇ 車載映像 バックスピンターン編
お昼までしっかり走って、やがて昼食時間に。
昨日はハンバーグ定食でしたが、2日目は珍しく蕎麦定食。
木下選手から業界裏話なんかも聞けて、この時間も楽しいです。(笑)
午後からも修行は続きます。
◇ ドローン映像 ハンドリング路 右回り編
◇ 車載映像 ハンドリング路 右回り編
◇ ドローン映像 スラローム編
昨年のシーズン初めに木下選手に「そんな行き当たりばったりの運転をしてたら、いつまで経っても上手くならないよ!」とお叱りを受けたのですが、今シーズン4日目の氷上走行になるので、前回のときよりはマシになっているのではないか?と、木下選手に教えを乞うことにしました。
以前にも言われていたことですが、「もっと、ブレーキを使った方が安定するから、ブレーキを使いなさい。」とアドバイスしていただきました。
それから、4駆のドリフトの仕方が全然分からなかったので、車をWRX S4に乗り換え、ご指導して頂きました。
午前中は全く出来なかったのですが、助手席から「そこでハンドルを戻して、アクセルを踏む!。」と、指導していただくと、少しだけ出来るようになりました。
ただ、まだまだ後輪駆動車を運転している時の癖が抜けず、意識をしないと、カウンターを何時までも当てていたり、踏まなければいけないところで、待ってしまいます。(悲)
4駆の乗り方が少しだけ分かったところで、また自分の車で練習しました。
トレーニング終了時間もせまったところで、まだ試乗していなかったBMW 320i xDrive ツーリングで定常円。
先ほどは木下選手に横から指導して頂いたので出来たのですが、一人で出来るか復習です。
矢張り、気を抜くと、直ぐ後輪駆動車の癖が出てしまいますが、全く出来ないということはないようです。(嬉)
ただ、維持をするのが精一杯で、86で出来るドリフトしながら円のサイズを変えるようなことは夢のまた夢といった感じ。外からみていただいてた菰田先生からも踏みすぎだ!と指導されました。(悲)
そしてまた86に乗り換え、終了時間まで走って2日間のトレーニングを終えました。
2日目は天気も路面もコンディションが良く、空いていたので無理して参加して良かったと思いました。
今回、↓こんな車の助手席で添乗走行体験もしちゃいました。(嬉)
911 GT3 RS
「運転してもいいよ。」と言われましたが、「壊したら弁償してね。」とも言われたのでビビって辞めました。(笑)