BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2 215/45R17  

AE86レビンでスキーに行っていた時代に初めて買って以来 スタッドレスタイヤ歴３０年以上、９ｾｯﾄ目のスタッドレスタイヤです。

昨年まで86で使用していた「BLIZZAK VRX」は６シーズン使いましたが、まだ溝が十分あり、昨シーズンの氷上走行でも特に問題はなかったので、今シーズンも十分使えそうな感じでしたが、86も後6年以上乗り続ける予定なので、折り返し点の今シーズンで買い換えるのが得策だと思い、無理をして買い換えました。

せっかく、まだ使えそうなタイヤから替えるのであれば、BLIZZAK VRX以上の性能を持ち合わせたタイヤであることが条件です。

特にﾜﾀｸｼの場合、スタッドレスタイヤは冬用タイヤというより冬季運転練習（氷上走行会）のためなので、重視するのは氷上性能と、会場までの道中 なるべく極寒の中タイヤチェーンを装着することなく安全に走破できる雪上性能、それと６年以上経っても経年劣化が少ない事です。

そう考えると、選択肢はブリヂストンの「BLIZZAK VRX2」と、ヨコハマタイヤの「iceGUARD 6」。
（ミシュランの「X-ICE3+」も発砲ゴムになったので、悪くないかもしれませんが。）
コストパフォーマンス的には iceGUARD 6が一番だと思いますが、悩んだあげく、BLIZZAK VRX2をなるべく安く買うというという結論になりました。😄

購入は2019年38週製造の新品タイヤを出品していた業者からネットオークションで入手。持ち込みタイヤ交換専門店で、同じくネットオークションで入手した86後期型純正ホイールに組み替えてもらいました。


■□■インプレッション■□■

昔、AE86レビンとプレリュードはMICHELIN、BMW328iｸｰﾍﾟはPIRELLIのスタッドレスタイヤを履かせてました。BMW328iｸｰﾍﾟで氷上を走行した時、ＢＳのスタッドレスタイヤを履いたＺ３と乗り比べたら、氷上性能が全然違っていたため、それ以降ＢＳのスタッドレスタイヤを履くようになりました。

ＢＳのスタッドレスタイヤは氷上性能は良くても、積雪のないドライ路面では、フアフアして頼りなく欧州製のタイヤには敵いませんでした。
それがモデルチェンジを重ねるにつれ少しづつ改善されてきて、先代の「VRX」くらいから普段降雪の少ない地域でも冬用タイヤとして使えるかな？というくらいになりました。ただ、それでも急な操作をすると、ABSが早めに介入してくるなど、不満もありました。

「VRX2」を履いてドライ路面を走っての第一印象は、ロードノイズが減って静かになったことと、急なブレーキ操作をしても、「VRX」よりABSの介入が少なくなりました。
「VRX」もそうでしたが、純正タイヤに比べ、燃費の落ち込みも少ないと思います。

実際に氷上を走ってみた感想は、6シーズン使った「VRX」と比較して、トラクションとコーナリング性能が明らかに上がったという印象はうすかったですが、ここでもブレーキ性能は良くなったと感じました。
それは逆に考えると、発砲ゴムを使ったＢＳのスタッドレスタイヤは性能の経年劣化が少ない証拠とも言えます。
（こう書くと、トラクションとコーナリング性能は代わり映えしないのかと思われるかもしれませんが、直接 同条件で自分が比較したのではないので、あくまで感覚的な感想です。
氷上走行会で、「VRX」を履いたミッドシップの後輪駆動車に乗っていた方から『速いですね！、タイヤは何を履かれているのですか？』と質問されたことから、実際には「VRX」より、全体的にレベルアップしていたが、ブレーキ性能がよりアップしているので、バランス的にトラクションとコーナリング性能が変わっていないと感じたのかもしれません。）