
デザートジープドライバーってよく分かりません。
当時のカタログにも掲載されておらず、
詳しい資料もなかった為、様々な憶測が
飛び交い、大変困惑しました。
その上、米国のコレクター本にバリエーションとして
紹介された2枚の写真が更に拍車を掛けることになりました(下記①②参照)
これのせいで多くのコレクターが躍起になって黒ゴーグル(左)と
アンバーゴーグル(中)を探し回ることとなりましたが
後にこのゴーグルは筆者のミスで別物だったと判明しました。
(右のグリーンがオリジナル)
ただ・・・血眼になって一生懸命コレクションした訳ですから
想い出としてそっと胸に仕舞っておこうと思っていますw
これがその騒動の発端になった2点の写真です。
①♯118B 黒ゴーグル 後にマテル社「BIG JIM」のものと判明。
②♯118-B アンバーゴーグル 後に当時のknockoff製品(コピー品)と判明。

この写真の白いゴムの他に黒いゴムもありHONGKONG刻印入りや、
刻印の無いタイプもあるようです。
それと気になるのがこの箱絵右側。半ズボンではなく長ズボンなんです。
しかも推測するに上着はジャケットではなくシャツタイプに見えます。
シェブロンも見当たりません・・・。
・・・となるとこの組み合わせが近いですかね???

しかしオーストラリア兵のユニフォームは日本製でして、タンのパンツは
HONGKONG製しか存在しませんのでこの組み合わせは有り得ないですね。
但しアクションマンのオーストラリア兵はHONGKONG製ですので
もしかするとHONGKONG製造のものがあったのかも知れませんが・・・。
そしてこれが更に謎を深めた原因です。
商品内容にゴーグルの記載はなく、ユニフォームも
デザートユニフォームとしか記されていないので特定が難しいのです。

作為的にそうされていて、結果こういうバージョンが存在したのかも知れませんね。
①オーストラリア兵シェブロン付き上下
②オーストアリア兵シェブロン無し上下
③マウスオブドーム3ポケット上下
④上記3点のジャケットにタンの長ズボン
オーストラリア兵のシェブロンなしジャケットにアンバーゴーグル。
マウスオブドームのこのユニフォームが正解だとも言われてました。

BIGJIMの黒ゴーグルは1/6サイズではないのでピンヘッドにしか装着出来ませんw
この箱絵とこのゴーグル↑↓↑↓↑が似ていたのが勘違いの始まりだったようです。
現在ではデザートジープ付属のユニフォームは
日本製のオーストラリア兵のシェブロン付もしくは、無しタイプ※で
普通のグリーンゴーグルが付属していたらしいと落ち着いたようです。
69年頃の販売分にはマウスオブドームの上下が混入していた可能性もありますね。
この時期に日本製?なんだか辻褄が合わないような気もしますが
不良在庫が余っていたらそれを使うのは常套手段ですし。
70年代のアドベンチャーにも日本製のグリーンベレーの
ユニフォームを流用されていましたので十分に考えられます。
※シェブロン無しタイプとはホイルシェブロンと呼ばれるもので
シール式の階級章で簡単に剥がれます。
この場合シールを貼らずに出荷されたのかも知れません。
Posted at 2019/04/28 19:20:02 |
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