AutoExe Street Sports SUS.Kit KIJIMA-SPEC  

【パーツ導入概要】
2019年5月4日導入から、4日間、約500kmの使用によるレビューです。AutoExe　Adjustable Stabilizer Linkと同時装着しています。
レビュー
https://minkara.carview.co.jp/userid/3121930/car/2751497/9876450/parts.aspx

導入目的は車高を下げるためです。
外観で唯一不満に思っていた部分の解消です。
(メインの写真がレビュー時のもの、2枚目が純正時です)

正直申し上げまして、純正の足回りは非常に気に入っていました。よく動く足回りで、車体がひらひらと姿勢を変え、その変化が非常にわかりやすい点がとてもおもしろく、できれば純正の足回りを変えたくないと思っていました。

一方で、外観をカタログと見比べた時にホイールハウスの隙間は大きく、高めの車高が災いして、せっかくのデザインが損なわれていると感じていました。
乗車時にようやくバランスの取れた車高に見えましたが、その状態での外観を自分で見ることはほぼありません。駐車してある状態で自分がクルマを眺め、ニヤニヤしたかったというのが車高調導入に至った経緯です。

目的に沿って、以下の2つの条件のもと車高調を検討しました。
①純正のように低速でも足回りの動きをよく感じられること
②20～30mm程度の車高ダウンができること

ダウンサスは早めの段階で候補から外しました。純正のショックアブソーバーを使用するとは言っても、バネレートが高いものが多く、プリロードもかかってしまいます。純正の乗り味の再現はおろか、底づきや乗り心地の悪化のリスクも懸念されるため、結局車高調に変更したくなってしまったら目も当てられないと考えました。

そこで、トータルのバランスを考えて開発されている車高調の中から、バネレートが純正に近いものを探しました。BILSTEIN B12も候補に挙がりましたが、ロードスターの開発に長く携わった貴島さんが開発なさったAutoexe Street Sports SUS.Kit KIJIMA-SPECなら間違い無いだろうと考え、決断をいたしました。

【満足している点】
・車高が下がり、理想的な外観を得られた点
・純正のようにしっかりとロールする点
・純正よりリニアで、粘る感触の動きがおもしろい点

【不満点】
・特になし

【総評】
非常に良い車高調で、私にはぴったりのパーツでした。
車高を少しだけ落としたいけれども、純正の柔らかめの足回りが好きだという方にはオススメしたい一品です。

実車高ダウン量は写真の状態で10～15mm程度で、外観の変化は控えめです。純正比-25mm(調整幅-5～-25mm)に設定して取り付けて、約500km走行し、アライメントを調整した状態です。ここからさらに下がってくる可能性がありますが、私にとってはこのダウン量でも十分に感じます。その際には車高アップも視野に入れようかと思います。車高ダウン量については整備手帳に経過を記します。(リンクは下の方にある関連整備手帳にございます)

乗り味についてですが、純正と比較すると粘るような感触がします。具体的には、純正より姿勢の変化が穏やかで、荷重のかかり始めからじわりじわりと一定の速度で姿勢を変えていくといった感じです。最終的なロール量は純正よりやや抑えられているといった印象です。直進時の凹凸の拾い方については純正との差はあまり感じられず、妻も乗り心地は変わらないと言っています。

車高を下げる以上、純正と全く同じロール感はまず得られないと考えておりましたが、今回導入した車高調は純正に近い姿勢変化を楽しむことができるものでした。粘りのある感触もおもしろく、特にコーナーリング中のフロントアウトが踏ん張っている感覚がより感じられるようになりました。サスが伸びる時の変化も穏やかになったので、コーナーリング中の一連の姿勢変化が滑らかになりました。

車高を下げたいけれども、乗り味にもこだわりたい方、おすすめですよ。