本日のお昼ごはんは、お家ごはんです。北海道のみん友さん達が盛り上がっている「行者にんにく」を、富山県南砺市にある道の駅福光で発見しましたので調理してみました。山菜は好物なんですが、「行者にんにく」は初めてです。
で、その「行者にんにく」ですが、けっこう良いお値段がします。10本ほど入ったパックが350円で、3パックを購入して1050円。湯掻いて食べるとなると小さくなりますので、このぐらいは必要かな。でも、やや小さめな朝どれの竹の子が2本500円。中ぐらいの竹の子が450円でしたので、やはり「行者にんにく」はお高め。ですがその分、期待も高まろうと言うもの。
まずは2パック分の行者にんにくから袴部分を取り、みん友さんに教えて頂いたように1分ほど湯掻き、さっと水で締め、水気を切ります。そのうち半分はダシ醤油に1日漬け込み、もう半分は辛子酢味噌に1日漬け込みます。辛子酢味噌は別に漬け込む必要は無いかなと思いましたが、とりあえず1日置いて味を馴染ませます。
まずはダシ醤油のもの。金沢の醤油、ダシ醤油は甘いので、それがどうでるのか不安でしたが問題無し。ニラの上位互換かなと想定していたのですが、より鮮烈な味。でも、甘めのダシ醤油で優しい口当たりで食べやすい。シャキシャキとした食感が良いですし、口の中に残る香りも良い。ニラよりもニンニクに近い風味ながら、野蒜のような苦味、爽やかさも有りで気に入りました。
で、次は辛子酢味噌に漬けたものですが、こちらも行者にんにく自体は悪くないのですが、辛子酢味噌とご飯が私にはしっくりこない。でも、この辺は想定済みでしたので、秘密兵器の登場。今が旬のホタルイカ〜。ボイルしたものを使用しますが、事前に固い目玉を外しておくのが正解。これに行者にんにくの酢味噌漬けを合わせて・・・・と、まー分葱などで作る「ホタルイカのヌタ」のアレンジですね。行者にんにくの野趣を感じる山の風味に、ホタルイカのネットリとした海の風味を酢味噌がうまくまとめていますね。これは分葱よりも相性が良いかも。
次は趣向を変え、生の行者にんにくを薄い豚バラ肉で巻いて焼き、生姜焼きのタレで味付けした「豚巻き行者にんにくの生姜焼き」にしてみましたが、これは大正解。行者にんにくと豚の脂は相性が良いですねー。豚の脂で炒めた行者にんにくに醤油をかけたのも美味しい。これはクセになる味ですね。
で、最後は残り物を利用したメニュー。食べきれなかったホタルイカと、ダシ醤油漬けの行者にんにくを使った和風パスタにしてみました。ホタルイカをバターで軽く炒め、ダシ醤油漬けの行者にんにくを加え、茹で上げたスパゲッティを投入。塩、胡椒にエキスの滲み出たダシ醤油を加えて味を調整してみた。行者にんにくはバターとも合いますね。ただ、この組み合わせの場合は、生の行者にんにくの方が香りが立って良いかな。バター炒めのホタルイカも甘くて美味しかった〜。
ってなワケで色々試してみましたが、どれも美味しかった。汎用性だけ考えるとニラやニンニクの方が使いやすいですが、シャキシャキとした食感が良い。ニンニクよりも香りに爽やかさがあるのもポイントかな。今回は試せませんでしたが、餃子やレバニラ風も絶対美味しい。玉子と豆腐、玉ねぎでチャンプルーも合いそう。キムチや肉味噌、食べるラー油とかにも漬けてみたいかも。
Posted at 2023/04/26 10:44:26 | |
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