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2020年07月11日

Windows 10 VirtualBoxで XP Mode

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XP用DSPソフトをWin10 ノートPCで使用するためのXP Modeを構築

Win10上のXPModeは色々方法があるようですが、ノートPCの空き容量やXPのライセンス認証の問題からVirtualBoxでWindowsXPの仮想環境を構築
認証用のbiosファイル作成はディスクトップPCに構築したVirtualBoxのLinuxで行いノートPCにコピーしています

DSPソフトは問題なく使えましたし、古いCD整備書も最近のブラウザではうまく見れませんでしたがXPModeはIE6なのでこちらもストレスなく見ることが出来ました

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ダウンロードファイル

・Oracle Virtual Box  
・Win XP Mode
・7zip (Xp Mode 解凍用)
・LinuxMint (biosファイル作成用)
・xedit (バイナリエディタ biosファイルの編集用)

作業概略

1.Virtual Boxのインストール
2.XP ModeのダウンロードとVirtual Box上での仮想マシンの設定
3.Virtual Box上でのXP Modeのインストールと構築
4.XPの認証作業
 1)Virtual BoxにLinuxのインストール 
 2)BIOS元ファイルの作成   *LinuxMintで作業
 3)BIOS元ファイルの書き換え *xeditをインストールして作業
 4)書き換えたBIOSファイルをXP Modeの仮想OSイメージに読み込み

作業内容

1.Virtual Boxのインストール

 1)Virtual Boxのダウンロード
  (https://www.oracle.com/virtualization/technologies/vm/downloads/virtualbox-downloads.html)
  ・「Oracle VM VirtualBox Base Packages - 6.1.10」の「 Windows/64Bit」
   をダウンロード
  ・「Oracle VM VirtualBox Extension Pack」もダウンロードしておく
   (仮想モードでの環境設定で使用)

 2)Base Packagesでダウンロードした
   ”VirtualBox-6.1.10-138449-Win.exe”をダブルクリックして
   インストーラーに従いインストール

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2.XP ModeのダウンロードとVirtual Box上での使用環境の構築

 1)Windows XP Mode for Windows 7のダウンロード
 (https://www.microsoft.com/ja-jp/download/confirmation.aspx?id=8002)
  ・ダウンロードした”WindowsXPMode_ja-jp.exe”を7Zipで展開
  ・Windows 10ではそのまま使えないので、バッチファイルで
   XPの仮想OSイメージが入ったVHDファイルを作成
   バッチファイルは下記のテキストファイル”WinXP.txt”を作り拡張子を.batに
   変えて”WindowsXPMode_ja-jp.exe”と同じフォルダに保存

   ”WinXP.txt” *好きな名前でOK
    @set CURRENT=%~dp0
    @echo Start deployment. This window close automatically...
    @msiexec.exe /a "sources\xpminstl64.msi" targetdir="%CURRENT%XPMode" /qn

  ・保存したバッチファイル”WinXP.bat”を実行するとXPModeのフォルダが
   作成されてプログラムが展開される(完了するまで少し時間が必要)
  ・コマンド画面が閉じるとXPModeフォルダとvhdファイルが出来ている
  「\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd」
   
  ・注意)vhdファイル 右クリック/プロパティで読み取り専用設定を外しておく

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 2)Virtual Box上でのXp仮想マシンの構築  
   ・VirtualBoxを立ち上げ新規を選択
   ・名前(N) [WinXP] *好きな名前で
    名前(N)がWindowsXPであることが解るように入力すると
    タイプ(T)とバージョン(V)は自動的に選択される。
     [タイプ(T)]    ;Microsoft Windows
     [バージョン(V)]  ;Windows XP(64-bit)
     *自動選択されなければ64bitを手動選択 
    メモリ PCメモリの半分くらい
    ハードディスク 「すでにある仮想ハードディスク」を利用するを選択して
    ”Windows XP Mode base.vhd”を追加して選択する
    「作成」を選択すると仮想マシンが構築される
 
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 3)Virtual Box上のXpの設定
   ・WinXPの設定を選択
   ・一般タブ  -クリップボードの共有 ; 双方向に変更
          - ドラッグ&ドロップ  ; 双方向に変更
   ・ビデオメモリー 32MBに変更
   ・アクセラレーション 3Dアクセラレーションを有効化にチェック
              2Dビデオアクセラレーションを有効化にチェック
                                         *環境によっては表示されない

3.Virtual BoxにXPModeのインストールと設定
 
   1)Virtual Box上のXpの起動を選択してインストールを開始
 
   2)Xpのメッセージに従いセットアップを行う
    新しいハードウェアの検出は全てキャンセル
    自動更新をオフ
    *クリックできない場合は上段の入力からマウス統合をオフにする
    *マウスを仮想環境から出すには右側のCtrlキー

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   3)セットアップが完了するとXpのホーム画面が表示される
 
   4)Xpの設定(マウス結合と画面サイズの自動変更)
   ・上段のデバイスタブからGuest Additionsイメージの挿入を選びインストール
         ・指示に従いインストールを続けFinishを押して再起動させる
         ・もし黒い画面でフリーズしたらリセット
         ・再起動すると画面サイズが自動で切り替わる&マウス統合が使える
         ・共有フォルダも設定しておく
    *自動マウント、永続化にチェック

4.Xpの認証作業
  この状態ではライセンスが未認証で30日間しか使えませんし
  オンライン・電話ともに認証が出来ないので、
  XPModeのライセンス認証の方式であるBIOSのある領域に認証用の
  文字列を埋め込むことでライセンス認証を完了した状態にする

  埋め込み用のBIOSファイルはLinuxで作成
  *Windows XPのパッケージ版ライセンスを持っていることが前提
  *認証状態はXPmodeでのファイルを指定して実行
   「c:¥windows¥system32¥oobe¥msoobe /a」で確認
  *ノートPCを重くしたくないので、BIOSファイルの作成と書き換えは別PCで作業
  
  1)Virtual BoxにLinuxのインストールと設定
       LinuxMintをディスクトップPCにインストールして作業
  ・ Linux OSのダウンロード
    ubuntuでも何でもいいが今回はLinux Mint をダウンロード
    「Linux Mint 20 "Ulyana" - MATE (64-bit)」
    (https://linuxmint.com/edition.php?id=282)
  ・ディスクトップPCに作成したVirtualBoxにLinuxMintの仮想モードを新規作成し
   3.のXpと同様にLinuxMintをインストールして設定
      ・容量を取るので他に使わなければインストール後のupdate/upgradeはしない

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  2)BIOS元ファイルの作成 
  ・Linuxのターミナルを開きuser権限のままで下記を実行
   「sudo head -c 1048576 /dev/mem | tail -c 65536 > vboxbios.bin」
   *この状態で0バイトのファイルが作成される
     ターミナルの表示
    「user@user-VirtualBox:~$ sudo head -c 1048576 /dev/mem | tail -c 65536 > vboxbios.bin」
 
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  ・パスワードを入力してENTERをすると65.5kバイトのvboxbios.binファイルが
   作成される
   *参考にしたサイト様とはコマンドが若干違う
         SU権限での作成ではファイルがどこにできたのか分からなかった
       (Rootフォルダに作成された?)

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  ・”vboxbios.bin”ファイルを仮想LinuxMint外にコピーする。
   共有フォルダ(下記参照)を作っても良いが、Virtual Boxの共有設定だけ
   でなくLinux側のマウントも必要なのでUSBでコピーするのが簡単

   参考)共有フォルダ作成
      # cd /mnt     ;「/mnt」へ移動。
      # sudo mkdir win ; マウントポイント「win」を作成
      # sudo mount -t vboxsf sharevb /mnt/win 
                ;共有したいフォルダを、winにマウント

  3)BIOS元ファイルの書き換え 
   アドレス:0x908A
   文字列:Windows_Virtual_XP_F9161D8E7FCC11DDBFAA369856D89593
  ・xeditをインストール
  ・”vboxbios.bin”を読み込み
  ・「0x908A」を検索
   「0x908A」から「0x90BC」までの範囲を選択
    [Windows_Virtual_XP_F9161D8E7FCC11DDBFAA369856D89593]を
   貼り付けて保存
  ・再度開いて変更されているか確認
   *「Vboxbios.bin」のファイルサイズは「65536」バイトと
     変更前後でも変わらない 
  
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   4)書き換えたBIOSファイルをXP Modeの仮想OSイメージに読み込み 
  ・”Vboxbios.bin”を”Windows XP Mode base.vhd”と同じフォルダにコピー
   *同じフォルダでないと書き換えれなかった
  ・XPModeは立ち上げずにコマンドプロンプトより以下のコマンドを実行 
   "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" setextradata "WinXP" VBoxInternal/Devices/pcbios/0/Config/BiosRom "[binファイルの保存先]\vboxbios.bin"
     
   *自分のPCの場合
    "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" setextradata "WinXP" VBoxInternal/Devices/pcbios/0/Config/BiosRom "D:\Download\Win XP Mode\Xp\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\vboxbios.bin" 
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  5)WinXpの認証確認
  ・Xpを立ち上げる    
  ・下記のコマンドをスタート/ファイル名を指定して実行で入力
   「c:¥windows¥system32¥oobe¥msoobe /a」
  ・認証が成功していれば「ラインセンス認証の手続きはすでに終了しています」
   が表示される
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     これで古いソフトもしばらく使えそうです
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Posted at 2020/07/12 09:13:29

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