高速道路通勤をしています。
毎日V40のハンドルを握るのは喜びでありますが、単調な高速では些か退屈になります。そこで、眠気防止を兼ねて如何にして燃費良く走るか!を運転しながら日々模索中です。これまで考えたこと、カット&トライ結果を備忘録としてまとめてみました。あくまで私の通勤区間の条件下で考えた個人的な見解です。車はV40 D4 Inscription 2018/PPP入りのドノーマル車。
1.概要
オーナーズマニュアルやMyCarECO運転ガイドに経済走行に関する記事が記載されています。メーカーがわざわざマニュアルに複数のスライドに渡り説明するくらいなので、まずは素直にマニュアル内容を実践して見よう、と思いました。それらを要約すると、
「素早く加速し、なるべく高いギアに上げて回転数を下げ定速走行する。車間を確保してブレーキ操作を最小限にする」
上記を高速道路でV40の運転操作に落とし込む場合、以下が良さそうかなと考えています。
安全確保の操作を優先する前提で、
・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール) ON
・Sモード8速固定
・ECO+
設定は以上3点。ACCによる速度制御とし、基本、ペダル操作しない。登り下り坂は適宜ギアを下げる。惰性走行で速度保持が期待できる下り坂はACC解除しEco Coast は用いない。
2.設定と走行
(1)ACCと速度設定
定速走行するには自身のフットワークよりACCがベターと思います。80km/hを標準速度にして状況によって5km/h刻みで調整します。80km/hを標準にする理由は、
・エコ運転ガイド記載の最適速度が60〜80km/h。実際、90,100km/hよりは瞬間燃費が良い
・自分の走行時間帯は交通量が少ないのと80km/h前後のクルマが多く、流れに異端な速度ではない。従って速度維持しやすい。
・そもそも80km/h規制区間があり、遵法上も問題なし
・追い越される側となり、一方で追い越し対応が減るので、クルマにも自分にも負荷は最小限に済み疲労/摩耗抑制になる
・数十km程度の距離では、90,100km/h出しても時間差は10分以下(自分はそのように割り切り)
(2)Sモード+8速設定
なるべく回転数を下げるため、Sモードにして8速固定にします。
(Dレンジだと80km/h代前半では暫くすると7速に戻される)
また、Sモードにすると後述のECO+時のEco coast 機能がOFFになります。
(3)ECO+設定
エアコンが省エネモードになるため設定します。エアコンOFF、もしくは送風のみの時はECO+にしません。なお、Eco coast機能(65km/h以上でアクセルOFFにするとニュートラルになる)は下り坂で効果があるかトライしましたが、ギアを入れたままの惰性走行(フューエルカット走行)に優位性があるのがわかり、使っていません。

上記写真は4km連続下り坂をACC解除にし惰性走行した際の燃費グラフ(東名高速某所)。1196〜1198kmの棒グラフのデータが「ゼロ」。この表示の意味をボルボ・カー・ジャパンに確認のところ「フューエルカット状態もしくは計測限界以下」。同区間をEco coastで走行すると棒グラフは出現し、アイドリング程度消費している事がわかります(写真なし)
(4)先行車に追いついた時
先行車が自車-5km/h以内の場合は、追い越さずに車間確保して走行します。同一区間を先行車がいない場合でトリップ統計を比較すると棒グラフが全体的に上がっており、スリップストリーム効果と思われます。
追い越す際は、後方追い越し車線に他車がいなければ、ACCに減速される前に車線変更してACC設定速度のまま追い越します。交通量が多い場合はACCオンのまま一次的にアクセルを踏んで速度を上げて追い抜き速やかに走行車線に戻ります。
(5)下り坂時
速度が上がってきたら、ACCによる自動ブレーキが掛かる前にACC解除。そのまま惰性走行し、適宜、ギアを下げてエンジンブレーキによる速度調整。坂が終わりかけたらACC設定速度になる手前の速度でACC再読み込み。
(6)登り坂時
80km/hだと8速ではトルク不足気味になる(音/振動が大きくなる)ので7速に下げます。瞬間燃費も僅かながら7速が良いと思います。私は瞬間燃費が20km/Lを切る辺りを目安にしています。
3.効果
現時点、通勤時の車載燃費計最高値は以下です。
往路:25.8km/L 復路:27.2km/L
<条件>
・距離:53km(片道)、 内訳:一般道8km、 高速45km ※googleマップより
・標高差(自宅基準):職場駐車場:-18m、経路最高地点:+140m ※国土地理院「標高がわかるWeb地図」より
・タイヤ空気圧:前260KPa、後260kPa ※週一回はチェック
・乗車人数:1名
復路は標高が高い方に向かうのですが、いつも復路の方が良い傾向にあります。単純な標高差よりも道中の勾配パターンが支配的なのかもしれません。本当は満タン給油による計測をしたいのですが、通勤以外にも用いるのでなかなか実現できず・・・。フォーフォーが納車されたらV40をしばらく通勤専用車にしてトライします。
4.まとめ
書いていて、上記を一切気にせず走行した比較データ、エアコンON/OFFの差異データ、平均データetc・・・データが色々ないことに気付きました。今後、検証が甘い部分は走行を繰り返して、効果を明確にしていきたいなと思います。長文にお付き合い頂きありがとうございました。
〆
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Posted at 2019/07/20 12:37:33 | |
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