ジョン・ウー監督がおくる伝説的な戦い“赤壁の戦い”三国志の中でも特に有名なこの戦いを映像化した。魏の曹操は幼き漢の皇帝を傀儡とし、劉備と孫権の討伐を画策する。曹操軍80万の大軍を前に劉備の軍師、孔明は呉の孫権との同盟を持ちかける。孫権との同盟が成立し、呉の軍師、周喩の駐屯地である赤壁にて合流した劉備軍と孫権軍は曹操軍を待ち構えていた。そして、着々と進軍する曹操軍。しかし曹操は別の事を考えていた。昔、師事した師の娘、小喬。成長し大人の女性となり絶世の美女とまでうたわれている小喬を曹操は手に入れたかった。そして、小喬はいま呉の周兪の妻として赤壁にいる。かくして、後に三国志史上最も有名な戦いと謂われる“赤壁の戦い”が幕を明ける。たった一人の女の為に80万もの軍を動かした曹操。しかし、この曹操の果てなき欲望と野心がなければ成立しなかった戦いでもある。孔明と周兪という稀代の天才軍師が力を合わせ、さらに関羽、張飛、趙雲といった有名な武将が戦場を舞台に暴れまくる。…でも、なんか…武将が強すぎて、リアル三国無双みたいになってます。特に関羽と趙雲。一人で何人相手にしてるんだか。化物ですよ。赤壁の戦いがメインとなっているので、劉備や孫権よりも、他の武将や孔明、周兪にスポットが当てられていますね。そしてキーとなる人物曹操と小喬。一応、前編という形をとっているので、これから…というところで水を差された感じになりましたが後編が楽しみですね。今回観たのは吹替版。…なんだか石田彰があちこち脇役で出ていたなぁ。あの声はすぐ分かるんだよなぁ…。