2009年03月08日
二人の養子
越後の龍・上杉謙信が死に春日山城内に不穏な空気が流れる中、謙信の葬儀が近づく。
そんな夜、上杉景虎(玉山鉄二)の家臣・柿崎晴家(角田信朗)が景勝の館に夜襲をかける。
辛くも泉沢久秀(東幹久)によって討ち取られるが、その後訪れた景虎は自分のあずかり知らぬことと言い、兼続(妻夫木聡)は問い詰めてしまう。
自分の館へ戻った景虎はなぜ同じ養子の身でありながら景勝(北村一輝)に頭を下げねばならぬのか。
そして兼続ごときに詰問されねばならないのか憤慨していた。
そこへ遠山康光(蛍雪之丞)が現れ、柿崎をけしかけたのは兼続だと耳打ちする。
謙信の葬儀も無事終わり、その夜兼続と与七(小泉孝太郎)は父・惣右衛門(高嶋政伸)に今夜中に本丸を押さえろと言われる。
父の本意がわかりかねた兼続に惣右衛門は景虎方に動きがあり、小田原の北条家と連絡を取っていることを知らせる。
兼続はすぐに景勝に会い、本丸に移るよう促すが、景虎を信じていると言われうまくいかない。
仕方なく景勝の説得は惣右衛門に任せ、上田衆とともに本丸に向かう兼続は景虎方の軍勢と交戦となる。
しばらくして、本丸の奪取に成功した兼続は景勝を迎える。
一方、兼続の行動や遠山の仕掛けで疑心暗鬼になっていた景虎に、妻・華姫は遠山は北条家の人間だから信用しないよう諭すが、その言葉に自分も北条の人間だと激昂。
景勝方が本丸を奪取した知らせを聞き、景勝に敵対する事を決意する。
そんなときに兼続はこれ以上春日山を血で染めない為に単身景虎のもとへ赴く。
しかし怒りで我を忘れた景虎に説得のしようもなく、ついに景虎は兼続に向かって刀を向けるのだった。
御館の乱の序盤戦です。
柿崎晴家が上杉景勝に夜襲をかけ、両者にしこりを残し、謙信の葬儀の夜、景勝方が本丸を占拠。
これに対抗し、景虎方が敵対して御館の乱が始まります。
兼続は春日山、そして越後の国を治めるために鬼となります。
そして自身の責任を重く感じながら、命を懸けて景勝を支えてゆきます。
次回・第十一回
御館の乱

Posted at 2009/03/08 21:09:24 | |
トラックバック(0) | モブログ