
電撃文庫刊・狼と香辛料
本編最終章
あぁ…終わってしまった。ついに。
行商人クラフト・ロレンスと賢狼ホロの物語が。
第12回電撃小説大賞・銀賞受賞作
支倉凍砂(はせくらいすな)
イラスト文倉十(あやくらじゅう)
狼と香辛料
前巻・デバウ商会が治める自由の街レスコについに自らの店を持つことになり、ホロとともに売りに出されていた店舗の手付金を払ったロレンス。
レスコの街はそのタイミングで新規通貨発行を宣言し、街はお祭り騒ぎとなっていた。
ロレンスもホロとともに祝杯を上げるが、そこへキッシェンへと旅立ったはずのコルのずた袋を持った男が現れる。
ロレンス達の旅はまだ終わらなかった。
本編最終章16巻
コルのずた袋をロレンス達のテーブルへ投げつけて去った男を追い酒場を去ったロレンスとホロは人気の無い広場の井戸で一匹の兎を見つける。
ただの兎ではないと思ったその時、その兎は語り出した。
「北の地が未曾有の危機にさらされています。」
「どうかあなた方のお仲間が手に入れようとしている鉱山発掘の禁書を譲って下さい。」
そう言い放った兎は自分はヒルデ・シュナウ
デバウ商会の会計人だと名乗った。
現在、儲けすぎたデバウ商会はその利権のために内部分裂を起こしており、会計人ヒルデ・シュナウとデバウ商会の主、ヒルベルト・フォン・デバウは商会内に監禁状態にある。
兎に姿を変えられるヒルデは商会を抜け出し、ロレンスの元へ来たらしい。
ヒルデの話に嘘がないことをホロへ確認したロレンスはミューリ傭兵団団長ルワード・ミューリと今後について話し合う。
結果、ルワードは傭兵団を引きつれてレスコを去ることになり、ホロは禁書を得る為に1人キッシェンへ向かう。
ロレンスは危険とも思いながらレスコに留まりヒルデを待った。
やがて傷ついた兎が現れ、ロレンスへ手紙を託す。
最初は辞退したロレンスだったが、すでに商会に戻ることも出来ず、道端で朽ち果てようとしているヒルデを見るに見兼ねてルワードの元へ連れ帰る。
しかしそれはヒルデの策略だった。
デバウ商会を巡る内乱はロレンスとミューリ傭兵団を巻き添えにして北の地にさらなる混乱をもたらしていくのだった。
これが今回本編380P余りある物語の前半150Pくらいまでの話です。
この後ミューリ傭兵団とともに北の地の奥深くまで逃げるロレンス。
追っ手を差し向けるデバウ商会
追っ手は味方でミューリ傭兵団との間で上手くこなせるはずが裏切られルワードとロレンスが負傷。
どうにもならなくなったロレンスがホロに助けを呼び、ホロが真の狼の姿で敵を一蹴。
さらに北の地の交通の要所スヴェルネルでロレンスとホロ、スヴェルネルを統べる地の領主ミリケ、ルワード、ヒルデ、デバウ商会の最後の戦いが始まる。
戦いが始まるのに自分に力がないことを嘆くロレンス
そんなロレンスを支えるホロ。
ロレンスはヒルデやルワードを残して逃げる事を決断するが…。
そしてクライマックスへと続いていく。
太陽の金貨とは北の地の人々を照らす光となるのか。
この太陽の金貨というタイトルの意味も重要ですね。
ぶっちゃけ
今回本編最終章ってことでデレ分多めなホロです。
ロレンスはいつもより活躍が少なく、しかもやられ役。
しかも、実際にはヒルデ達とデバウ商会の結末は?とか、ロレンスとホロはこの後どこへ消えた?とか、いろいろ突っ込みたいところはありましたが、どうやらエピローグ兼番外編が夏頃出るそうなのでそちらに期待します。
狼と香辛料3期アニメ化は…ナシか?
また福潤ロレンスと小清水ホロ
出来れば中原ノーラとか見たい。
特にロレンスの口調はまんまギアスのルルーシュっていうかゼロだったし、ノーラは古河渚だったからなぁ…
ホロは小清水亜美なのにCCみたいな役柄だった。ゆかなだったら別の意味で完璧だったかも。
空鐘
空の鐘が響く惑星で
以来がっつりハマったラノベだったが終わってしまったか…

Posted at 2011/02/12 21:46:13 | |
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