
とてもよかったです。
子どものころの想像力と現実に向き合う主人公二人のひたむきな強さ、そしと悲しみを乗り越えて成長する主人公に感動を覚えました。
“目を閉じて。心の扉を開いて”
児童文学の名作が「ナルニア国物語」の製作陣によって映画化された。
テラビシアにかける橋
児童文学の名作。という意味がよくわかる良い作品です。
ファンタジーでありながら現実的、現代的で、子供のころ誰もが持っていた空想の世界
「こんなものがあればいいな」とか、
「こんなことができたらいいな」
と言った子どものころ誰もが思い描いたことが、ファンタジーとして生み出される。
イマジネーション豊かな子たちの発想と想像力が空想の王国“テラビシア”を創り上げる。
現実は常に厳しい
学校でいじめを受ける、絵を描くことが好きな主人公ジェス
彼は家でも自分への関心がない両親や兄弟に囲まれて日々を過ごしていた。
これだけでも十分にリアルな現実。
しかし、となりにレスリーと言う風変わりで想像力豊かな女の子が引っ越して来てから、少しずつ彼も変わり始める
レスリーも転校生という立場でクラスから浮いた存在だった。
そしてジェスとレスリーは森の中に誰にも邪魔されることのない王国を創ろうとする。
絵の好きなジェス。
想像力豊かなレスリー。
この二人だからこそこんな素晴らしい世界を思い描いくことができるのかもしれない。
この映画
序盤には現実の厳しさを見せ、
中盤には自分たちの王国の創造を
そして、悲しい別れが訪れる
でも“テラビシア”は少しずつ“現実”を生きていく為の力を彼に与えていく
技術
実写映画でありながら、子ども達の王国を創り上げる為にCGを有効に利用し、彼らの想像する王国をつくりだしている。
松ぼっくりを手榴弾に
秘密基地を砦やお城に
とんぼや小鳥を王国の兵士にし
空を舞う鳥や動物をモンスターにする
さらに
大きな木を巨人に見立てる
これらにCGを使い、あたかも本当にこれらのものが王国に存在するように見せる技術は素晴らしい
主人公が日ごろ学校で受けているいじめなどのリアルな現実との見事な対比になっている。
またジェス役に「ザスーラ」の人気子役ジョシュ・ハッチャーソン
レスリー役に「チャーリーとチョコレート工場」のバイオレット役のアナソフィア・ロブがいい演技を見せている。
そして…
終盤悲しい出来事が起こる
劇場ではすすり泣く声も聞こえた。
最後に
ジェスは王国へ続く“橋”を掛ける
そして“彼ら”の王国は完成した。

Posted at 2008/01/30 00:55:10 | |
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