ＧＥ８　インマニ（バキューム）計のセンサー取付位置♪

のーネームさんよりインマニのセンサー取付位置を詳細に教えて欲しいとのご依頼を受けましたので、チャレンジ♪

まずは見慣れたエンジンヘッド♪
４本のインテークマニホールド。ＧＥ型ＦＩＴの特徴ですね♪(；´艸｀)
この４本の管に直接センサーを挿せれば全く問題はないのですが、センサー取付用の穴も無ければ、バキュームホースもないのがＧＥのＦＩＴ（笑）

まずは赤丸がインマニ計用のバキュームセンサー。そしてやじるしがホースの取り回し。

ＦＩＴに向かって左側からエンジンを見ます♪
赤丸を次の画像で拡大！(；´艸｀)

エンジンオイルゲージ棒の裏にセンサー用の三又分岐が見えます♪
赤丸ですね♪

三又分岐を拡大♪
ＧＥのＦＩＴで唯一バキュームホースが出ている部分です♪

クランク室から外に出ているＰＣＶ（ポジティブクランクベンチレーション）バルブからのホースにセンサー用の三又分岐をつける格好になります。

ここで一つ内容確認を・・。
ＰＣＶバルブ～インテークマニホールドのホースは、クランク室の圧力上昇を逃がす（吸気に戻す）ためにあるもので、圧力上昇の元となるものはブローバイガスであり有害。クランク室のガスをインテークマニホールドに戻して再度燃焼行程に送ることで、有害ガスを大気放出させない目的もある。
（ブローバイガス：エンジンの圧縮～爆発工程でピストンとピストンライナの隙間をとおりクランク室へ抜け出たガス。）
要はクランク室の安全弁もしくは通すガスの流量調整弁ですね。弁から抜けたガスは有害なので、再度吸気に戻して燃やそう・・というもの。

つまりＰＣＶ～インマニの間は、通常はただの負圧がかかるホース。何らかの原因で一時的にＰＣＶから放出されたブローバイガスが通るホースということになります。なので、バキューム圧を計測する目的でついているホースではなく、ブローバイガスもしくはオイルミストが通る可能性があるホースということになります。なので、センサーの取付位置としては適切ではありません。


取付時、オイルを含んだガスがセンサーに入らないように、少し長めにホースを取り回すように設置しました。

２００８年１月に取付後、現在まで約３年。特に異常やセンサーの不良等は発生していません。

下のＰＣＶ（黄色のもの？）からインマニに直接ホースが繋がっているのが普通です。そこに三又分岐を付けてセンサーへ引き込みます。

これは上からＰＣＶらしき黄色の物を見た図。
解り辛い・・。(´ω｀。)