
曇り空を見上げながら,午前8時50分,筑紫野インターに入る
早朝割引を利用しない手はなく,御船インターから下車する予定で九州道を南下する
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天草地方の天気予報は「晴れ時々曇り。日中の気温30度」
9月下旬というのに,なかなか涼しくならない
御船インターを下り,国道266号線に入り,ほどなく八代海の海岸道路に達した頃は,予想したよりも日差しが強く,車窓に飛び込む海面は夏日を思わせる輝きに満ちていた
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国道266号線上の道の駅「不知火」を後にし,三角港に着いた
サザエを想わせる建物が目に入る
この「海のピラミッド」
外壁に沿った「らせん状の通路」を登ると,頂上には潮風と見晴らしの良い景気が待っていた
海と山に挟まれた三角の港が一望できる
360度のパノラマを楽しんだ後,天草五橋の1号橋へと向かった
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宇土半島の先端から1号橋を渡ると,大矢野島に入る
この島のほぼ中央にあるのが「天草四郎メモリアルホール」(入場料大人600円)だ
教会を想わせるこの建物は,450年前の時代にさかのぼり,16分間の3D映像で「天草・島原の乱は何のための戦いだったのか」を観る者に訴える
3Dホールの次は瞑想空間だ
幻想的な音とやわらかい光の中で,約7分間のくつろぎのひとときを過ごし,歴史の館を後にした
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天草パールラインから2号橋を渡り,3号橋,4号橋,5号橋と続く海の道を抜けると,天草上島に入る
松島有料道路(普通車200円)を通り,島原半島を右手に見ながら,長い海岸線を走ると,道の駅「有明(リップルランド)」に到着する
ここのレストランの名物は,タコを素材とした料理
海鮮丼に舌鼓を打ち,たこ焼きにも手を出したかったが,お腹がギブアップ
次の機会を待つことにした
温泉施設「さざ波の湯」(入館料一般500円)が隣接しているのも嬉しい
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ところで,本年9月,熊本で新しいお酒が発売された
「酒道知新 墨守」である
これは,限られた酒販店でないと手に入らないらしい
その酒販店の一つが天草市志柿町にあるという情報を得て,天草下島方面に向かう
しかし,本日,その店を見つけることができなかった
10月21日に予定されている「あそどら」の際は,熊本市内に立寄り,「墨守」の入手に再チャレンジしたい
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天草上島と天草下島を結ぶ天草瀬戸大橋をUターンし,宇土半島の復路は国道57号線を経由する
干潮の時間か,左手には夕日に光る干潟が広がっている
突然,妻が「海の中に車が留まっている」と声を上げる
「まさか」と思い,路肩に停車し,海を眺める
一台ではない,複数の車が海の中(正確には干潟)を走っている(ように見える)ではないか
この謎は解かねばならない
しばらく車を走らせ,現場近くで見たものは
・・・海の中道・・・
そう,海の中に,長い道路が敷かれているのだ
道路に沿って,電柱が立ち並ぶ
その道を通り,複数の車が干潟の奥地へと進んでいる
この道が作られたのは,アサリ貝などの漁のためなのだろうか
しばらくの間,潮風に当たりながら,この不思議な光景を眺めていた
海の中道を後にし,国道57号線沿いの道の駅「宇土マリーナ」に立寄る
時計は午後5時を過ぎている
今からなら,高速道路の通勤割引時間帯に間に合うだろう
「生貯蔵酒 天草四郎」を我が土産に,益城熊本空港インターを目指し,
S2000のハンドルを握った
Posted at 2007/09/30 02:40:10 | |
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