2017年02月23日
…しばらくここも休眠していて…突然ですが…
話は相当さかのぼるけれども
…去年の話…
足車の高速安定性が欲しくなった。
一言でいうとfitに「飽き」が出てしまったのだろう。もともと好みで買ったわけでもないので好きでもないのだが、乗ってて非常に疲れる。
なので次期足車が欲しくて…1年位悩んでいたと思う。
というか欲しい普段使いの車が見つからなかった。
ゴ〇フGTEも検討をしたのだけども…値段とのバランスがどうも…と思っていたら値引き率がすごいことになっていて…考えてみたけども…親しい人が買ったので私は理由は書かないw。
今、結構話題になっている(している?)ト〇タのC〇Rも検討をしたけども、ハイブリッドには全く興味がなく、欲しいのは馬力。真剣に購入を考えたが1.2Lターボと聞いてさめざめしてヤメタ。ダウンサイジングターボ…これは後で乗ってから判断すればよかったな、失敗だったと思うのだが…
となると、国産で見渡せば…レヴォーグSTIの2L 300馬力…これしかないのだが、コレ、ちょっと高過ぎる。ウダウダやると500万に近づく。
あくまでも社用車…そんな贅沢が出来る会社ではないw。
そう思ってwebカタログをみて「へー ほー」と思っていた。
ディーラーに行く程ではない。というかディーラーに行ったら最後、いろいろと営業されそうで面倒だ。
とはいっても、BMもアルファもカタログ請求をしたところで電話の一つもないのだがw。
9月の3連休の前の日。
…かなり前とか言うなかれ。
市内にショッピングモールが出来て、居候が「れぼーぐおいてあったよ」と言ってきた。
どうやら展示会でもやっているのかもしれない。
「ベタベタ触ってみてきた」という。
ふーん。
「夕飯何にする?」「外食にしようか」「んじゃぁれぼーぐみにいく?」「んーそのショッピングモールには行ったことないから、ついでに行こうかね」と軽い気持ちで。
薄暗くなった場所で展示会をやっていた。
新型インプレッサの展示会で、そのついでにレヴォーグが置いてある。
「へーーいいねぇ」
インプやBRZは見なかった。興味ないものw。
そこで歳の頃、私と同じ位?かの係員と雑談をする。
「2Lが欲しいんだけどねぇ高くてねぇ」と、お世辞をいうと、「テンロクで十分ですよ」という。
「いえいえ私、コレコレこんな感じのスピードを出す中年の人ですよ?」というと「じゃぁ余計に1.6Lに乗ってみてください、十分すぎますから」という。
車を知っている人の方が1.6Lの意味、良さがわかるというのだ。
とはいえ係員も「だったら1.5にしろよw」とメーカーに突っ込みを入れたいくらいだそうだがw。
またまたぁ…売りやすい方だからでしょう…?なんて疑っていたのだけども…
「1.6L…ねえ」「みんなテンロク?とバカにするんですが、騙されたと思って1度ディーラーで乗ってみてください」と。
展示会なのでエンジンをかけるのはNG。なのでその辺はよくわからず…
自動運転も興味が出た。なんでも私が良く使う「館〇道」で、自動運転で終点迄行った実績があるという。
「おいおいそれはすごいな」
ピンボールにならないでまっすぐ走るのだという。
そういえば高速でレクサスがピンボール化しているのを見たことがある。
スーッとまっすぐ走って右だか左だかに寄ったなーとおもったら、スッとまっすぐ戻る…そんな感じの繰り返しで…「あーあれが自動運転か」と思ったものである。
係員と釣りの話で盛り上がり…
「是非一度ディーラーに足を運んでいただいて…」というが…
「断る!w」と。
「なんでまたw」 「行ったら最期じゃん」 「まぁ…そうですねぇ」と言って…
「じゃぁ僕、仕事してないというわけにいかないので…アンケートだけ書いてもらえますか?」と。
話も面白かったし、営業をかけられたら断ればいいかと、渋々書いてあげた。
…何かくれるのかと思ったら…何もくれなかったが、その場を離れた。
ショッピングモールの中に入り…ちょっと様子をみて…30分位した後か。
ふとみると携帯に着信があった。
仕事の関係かな?留守電が入ってたので聞いてみると、早速ディーラーの営業マンからだった。
「メッセージには明日また電話します」と。
「にゃろう!早速かよ!」
と、文句の一つでも言おうと外の展示場に行ってみたら…撤収後だった。…ちぇっ。
3連休初日。
私は伊豆で釣りで釣れずw。
途中コンビニでトイレに入っている時に電話があったようだけども…折り返すこともなかった。
行きは元気があったのだが、帰りの疲れた伊豆スカイラインで…「れぼーぐ、ねぇ」となんとなく考えていて…帰りの高速でさらに苦痛となり…「自動運転ねぇ…」と。ぼんやり考えていた。
翌日、父親が短期入院していたので、そのお見舞い。
一度実家に行き、誰を載せていくのいかないの…後部座席は倒していて、前日の釣りの荷物が満載となってた。
父親と面会をして、帰りに姉を駅迄送っていき…レカ朗のセミバケが乗り降りしにくいと指摘される。
…だよなぁ…両親にもそれは指摘されてたっけ。
年老いた両親も載せる機会も増えてきたし…ねぇ。
その時にもまた電話があったのだが、病院内なので取らなかったか…なにかで。
部屋に戻って、居候と話をして…
居候も賛成をしている。
居候も居候で…
居候は訳あって部屋に居ついていて、そのうちいなくなるのかなと思っていたのだが、どうやらこの先も居つく様子。
というよりもこの子の理由もあった。
この子は実家は千葉の中央より下よりの地域。春から千葉市に勤務を始めていたのだが、過酷な場所に配属をされ、2か月でダウンをしてしまい、自宅療養中…自宅じゃないじゃん!ウチでゴロゴロだわw。
最初は勤務先が遠いから…という理由もあったのかなぁ、でもその辺は本人に任せるしかないし…と思っていたのだけども…この先は…どうするんだか…実家に帰る様子もないし…
いろいろあった三連休。
なんだか気分がかわり… ディーラーに電話をしてみた。
試乗車があるという。まぁそりゃそうでしょうよ、君らあの係員と出来てるんでしょw。
まぁ…それでも、気分をかえたいし…と思い見に行ってみた。
早速試乗。
何も言わずに車に載せられる。
「…いいわぁ」 車内は静か。
「高級車の雰囲気」というべきか。それとも「高級車」というべきなのだろうか。
「これ以上ならばレクサス買ってくださいという位でしょ?」と自信満々の営業マン。
「だねぇ…というか、これ、3ナンバーでしょ?それなのに全く気にせず運転出来るわ」
「フィットと比べたら大きいですが、まぁ普通レベルで気兼ねなしで乗れるかと」
STI用の本皮シート。やすっぽくなく、ホールド感もあって座り心地がいい。腰が痛くなりにくい気がする。
「今はシートもよくなってるよねぇ 電動かぁ。え?シートヒーターもあるの?へぇぇ…」
確かシートヒーターは居候ちゃんのアルトターボにもついてたっけ。今や普通装備なのかな。
メーターは、スポーツ系を「意識しているデザイン」ではなく、まんま社外メーターを並べてデザインしたかのようで…カッコいい。
「ここで踏んでいいですよ」
直線が続く田舎道。 ぶん!と踏むと スルスルと加速
「うははははwこれで1.6?!」。
加速感はひと昔、ふた昔前の280ps規制の車のようだ。
トルク感というよりも、ギア比とスロットル開度での「トリック感」というべきか。
確かに「国内の公道では十分」というのがよくわかる。
たかだかテンロク、170psの感覚…昔とはまるっきり違うのだ。
「ちょいとブレーキを踏ませてね」
ぎゅーっと踏むとピタッと停まる。いいねいいね。ただ名ばかりの輸入キャリパーのようではない。国産の大容量ブレーキもよくなったねぇ。
気が付けば…これ4駆だっけ?。まったく気にせず乗れる。
「ところで今通った道、路面が悪かったの、気が付きました?」
「…あ、そうだった」
確かに高級車だった。
これならば高速に乗っても疲れないはずだ。スバルの自信の車だけあるわ。
ディーラーに戻り…
「すごくいいね…文句の言い所はないわ」
「でしょー?」
アラを探す必要もない。まぁ探せばあるのだろうがそんなのどうでもよくなる。
2.0Lは試乗車は無かったが、確かに1.6Lあれば十二分だ。違いは価格差50万程とハイオクになるのだそうだ。
ちょっと迷うが…
扱いが面倒なのは嫌だな。買う人の8割以上は1.6Lを選ぶのだそうだ。誰しも「え?1.6Lで?」といって怪訝な顔をするが、乗った後1.6Lで十分と言うと。
ダウンサイジングターボ…この事のようだ。どのような理屈かはわからないが、車速を上げるのはとても上手で、「大馬力」の錯覚に陥るのが楽しい。
もっとも昔430馬力を出させていたが、公道やちょっと高速で踏んだところでそんなに「馬力」を使ってなかったもんなぁ。
これから5年先迄コイツと付き合う。年老いてくるのだから、もっと加速が欲しいとなんてなかなか思わないだろう。
というか、そう思うならば別の車に乗るべきだ。
あくまでも「ちょっと良い感じの社用車・ライトバン」なのだから。
「見積もりを作りますか?」
「うんいいけど…でも買うなら会社で。決算は12月末だから…」
「安心してください!今注文をいれてもらっても4か月先ですから」
「はぁ?!そんなに待つの?!」
「国内には4レーンしかないメーカーですからw作りたてでも…4か月先…ウチのディーラーでさえ、9月の話なのにそろそろ3月決算の見込みの話になっちゃうんですよw」
「スゲーなおいw」
4か月も先なので車両の価格は当然出るが、諸経費やらなんやらと細かい金額迄の見積もりはプログラム上でないという。
「まぁいいけどさw」 「ご注文しちゃいますか?!」 「値引き次第だよw」と。
これがまた強気の値引き数万円…かと思いきや…
下取り車無しで、ナビやら値引き率がいい方向のものを揃えて…値段を出してきた。
「今決めろと? なら、もっとまかんないの?!」
その程度しか言わなかった。
「…確かに会社的にはショッピングモールからの誘導のお客さんってホントにありがたいことで…本社に強く言えますから…」
と上司に相談をして…勝手に破格を出してきたw。
いくら営業マンを自爆させたとはいえw この値引き金額には私も内心ビックリした。いわゆる「売れ残り」ぐらいの勢い。
4か月も待たせるというので、強気ではなくチョー弱気なのだ。
4か月も待たせるっていうのに、メーカーや本社からは「売れ!契約をとれ!」と指令がくる。
しかもインプも新発売って、今注文してるお客さんが怒っちゃうよ…と思ってるそうだ。
もちろん私も車のディーラーの営業マンを知っているが、値引きというカラクリは殆ど決まってて。後の整備やら車検やらのパックやらでお金を取れるかとかそうゆうのは知っている。
フォークリフトの営業も新車を売れば売っただけ赤字の世界。後のメンテ代で商売をしているのだというのだが…それにしてもヒドイ値引きだった。
隣にいる客も同じ車を注文したそうだが、それでもそんな金額は出してないそうで「声に出さないでくださいね」と。
それくらい、あの時のショッピングモールでの係員や今回の営業マンにとっては「有り難いパターン」なんですと。
普通ショッピングモールでお客さんの「きっかけ」にはなっても「ひっかけ」られないと。
後で調べるとネットで浮遊している嘘っぽい金額よりも下回ってる。
私ですら書くのが躊躇するくらいで。
これには理由がある。ナビ。
メーカー純正にしたので、工場のラインで組まれる。もともと価格設定が高い分、メーカーで泣けば数字上値引き値となる。メーカーから「半額でいい」とか「ただでいいから」みたいな指示があるのだろう。
量販店で買えばその分安くなるが、自ら足を運び、時間をとられる。基本は現金払いとなる。今日日、ナビのメーカーなんぞ、どこでもいい話なわけで…
9月のフェアということ、そして納車は3月決算前ということで 条件的には良い感じなのもあるそうだが… とにかく笑うほどの金額だった。
それもそうだよな。
4か月先の仕事が決まってるのだもの。見込みで生産するのではないんだし…。 そう考えれば会社としてもやりやすいわけだ。他のメーカーでは見込みで作って在庫を抱えているディーラーの本社が殆どなのに…
さてその後はどうするのかなーと思ってたら支払い方法。
別にイマドキ所有権がどうのとかどうでもいい私。
所有したからとはいえ、飽きれば売るわけだし、車なんてどんなに大切に乗ったところで、乗るからには傷がつき、劣化をはじめ…二束三文になってしまう。
そう考えればぐるっと回って「残クレ」とかいいと思う。
どうせいじるわけでもなし、乗りっぱなしだし。
明日だってどうなるかわからない時代だもの。
「残クレかリースか」
残クレは法人も個人も設定がないが、法人リースは設定が厳しいという。法人は不特定多数が乗るという設定だからだ。
ほぼ私一人しか乗らないし…ということで、残クレで。
金利3.4%?…ヤスッ。
スバルは本当に買いやすく出来ている。
私はスバル車は大嫌いだった…ハズである。
あの嫌いな独特のレイアウト重視の排気音も、今や等長となり滑らかな音となり…
プラグ交換すら出来ないと不満に感じていたエンジンも、今やボンネットすら自分で開けることも殆どないんだもの関係ない。
つっかかるような四駆も、とっても滑らかに走れる。FFの引っ張っていく感じ、四駆の押し出す感じも併せ持ち、気持ちいい。
嫌いだったのは20年以上前…か。
どことなく二流メーカーに感じるデザインは…かなり昔のレ〇ーネとか、そうゆうイメージにつながる。
でも今は違うわけで…
今回乗って初めて「好き」となった。
車というのは買う時に「未来」を想像するものである。
発表当初は奇抜なデザインも、見慣れると「悪くない」と認識される。
が、最近の国産車はどうも「欲しい車」とかけ離れてしまう傾向がある。
ニーズに沿ってない。
デザインも「ヘン」と言われたレッテルはそのまま強硬で継続されて、売れないのは少子化だからだと言い訳をしたり…
スバルの牙を抜いた「ハチ〇ク」も、なんとなくではあるが、このレヴォーグのエンジンを載せるつもりだったのではないか?と想像する。
ならば1.6Lも当時のまま。ダウンサイジングターボで現代風で気持ちよく走れるはず。
そう考えると、今、ニーズに沿ったラインナップなのは「唯一スバル」なのかもしれない。そんな気がする。
スバリストとかいうのも嫌いだったが…
アイサイトのCMもなんだか嫌いだった。
車が停まって笑う… なんか感じが悪く思ってた。
でも今はわからないでもない…最新技術てんこ盛り。
本当の国産。国内ニーズ向け…
食わず嫌いだったのかなぁ…無知な自分を恥じた。
低賃金で働かせてるどこかの国で、どんなにラインを強化したところで良い車が出来るとは思えないもの。
こんな価格で「高級車」が買えるのだ。
「今カッコいいなぁ」と思える車が買えるのだ。
なんだかこの3日間で食わず嫌いだったスバル車が好きになった。
とはいえ納車は翌年…となるのであった。
つづく。
Posted at 2017/02/24 13:22:25 | |
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