
ふと倉庫で見つけた。
なにかというと、バックラッシュほぼなし。
カチカチも何もなく、にゅるにゅると動く。
コイツの優位…は、狭い場所で、ほんの少しのストロークでも確実に回ってくれる。
当時のKTCだのスナップオンとは比にならないくらいだった。
たしか…埼玉あたりで初めてア〇トロが出来た際に購入したものだと思う。
1995年前後ではないのかなぁ…
車いじりから離れ、工具がどこにいっちゃったかわかなかったが…
先日コレを見つけ、最初は固着してしまっていたが、CRCを吹きかけたら蘇った。
R32GTRではずいぶんお世話になったラチェットだよなぁ。
道具ってそんなもので、その道具一つ一つに思い入れや思い出があって。
突貫で加工した道具や、偶然にソレがちょうどいい案配だった工具とか。
作業が増えれば増えるほど、そんな個性のある道具が増えていくもので。
今、ガレージを間借りしていて、道具とかも使わせて頂いてて。
ふとヘンテコな道具が出てきたりすると「あぁ…考えた挙句だったんだろうなぁ」と、ふとその時のシチュエーションを想像できたりして、ほっこりしてしまうのだが…
さて、ラチェットの話…
ふと「オマエ、これ、どっからもってきたの?」と社員に訊ねたことがある。
「倉庫にあったから…」使うのは構わない。けど、そのラチェットの値段、価値を知っているのかね? コーケンのラチェットだったが、私にとっては高価なシロモノ。
乱暴に使う社員にイラっときた。
もちろん価値なんてわからない。
最高級の代名詞「スナップオンってわかるか?」と訊ねると、当然「知らない」と答える。ウチは車の整備工場ではないので、説明をする…必要があるのか?。ふと気が付けばいつの間にか車をいじるなんて言う社員が入ってきた試しがない。車好きを自負する者はいるが、親戚にニスモに勤めてるというだけで、話が全くかみ合わない。
「そうゆう時代なのかもね」
ある時社員がS13シルビアに乗っているという話。
エアロが入って…まぁそこいらで走りそうな感じ。
ちょろっと見たらQs、つまりNA。よくみたらエアクリーナーがキノコタイプで、エアフロの根本のホースが破けてる。それを指摘しても「…?」。しまいには「別にシルビアに乗っているからって、車好きなわけではないですから」と言い出す。
…いやいや、調子悪いでしょう?と訊ねると、「買ったときからこんなもんなので」と。
…返す言葉がないし…聞き入れる隙もない。
そんなヤツに何をどう教えろと?
話を戻す…
で、このラチェットのヌルヌル感はやはり素晴らしい。
てっきり老舗の工具屋かと思ってたら、本当は工業部品のメーカーだったりするわけで…
どのくらい前に製造廃止になったのかは知らないけども、国産のいい品物は残してって欲しいものだなぁと思うわけで…
Posted at 2021/02/14 00:19:08 | |
トラックバック(0) |
工具ネタ | 日記