よく調べてみると購入から5年か。
5年前のバッテリー、普通に使ってたって交換したいとこだけど、ちょっと試してみたかった。
というより、以前からの「疑問」を解消したかった。
通常ワタクシ、Zのばやい75D23とか?のでかいバッテリーを使う。
競技とか行くときゃ別だろうけど(いったことない)、やっぱりバッテリー…電源は常に安定しておいて欲しいから。
ところが。
マメに充電しても新品の頃から100%の充電が出来ないで容量が減っていく感じがあり。
「週一、片道3Km程度の走行」で充電不足が原因なのか、はたまた、これを「劣化」というのか、もともとその辺が気になってた。
もともとダメなものに時間をとられてるばやいじゃないという考えから、「バッテリーは使い捨て」と思ってて。
でも、その中でも、バッテリーには「鮮度」というのがあるんじゃないかと勝手に想像もしてた。
例えば、ホムセンあたりの安バッテリーは、安いだけに何か理由があるのだろうと思ってて、「製造から数ヶ月間経ったモノ」もしくは「長期陳列在庫になりがち」だからじゃないかと。実際、これらのを安いからといって買ってみては、3年あたりで使えなくなる。
逆に、ガソリンスタンドで買ったヤツは結構長持ちする。
今はテナント貸ししちゃったのでわからないが、ウチの提携してるスタンドでは「裏のヨコハマタイヤの問屋からバッテリーを持ってくるので」と言ってた。 つまり、「作りたて」なのかもしれない。
ホムセンに比べたら多少高いのだが、長持ちする分高いとは感じられなかった。
バッテリーメーカーの上位製品はどうか?と言うと、昔から「長持ちする」という意見を聞く。
けど、それが他と何が違うのかがわからない。本来であれば中の液体が大切のような気もするが、補充液に専用品がないところをみるとソレではなさそうだ。
ってことで。
「しーてっく」というキーワードを聞いたので調べてみると、ほほー最近は「パルス充電器」というのが流行ってるらしい。
バッテリーってインチキくさい流行りモノって多いから 軽い気持ちで調べまくってみると…
「なるほど」と思わせる内容が多く、結局のところ「パルスをどんだけ流すか?」「時間?」「電圧?」などなどはわかってないらしい。そりゃそうか。イコールコンディションで実験なんぞ出来ないもの。
ただ「再生バッテリー」というのが最近では当たり前になってきているところをみると、「この辺はガチなんだろうな」という気もする。
「パルス発生器」
いろいろ回路図を見ていたが、流石に老眼が始まった今、作るのもダルいw。
「パルスを発生させる…」
というところで、面白い一文を見た。
「所詮パルスとはいっても、どれがどういいってわかってないわけだから、ただ100Vとダウントランス、整流ダイオードでいいんでね?」 と。
…なるほどと思った。パルスというからさぞすごいものを発生させてるかのように思えるけども、何かしらの断続的な電気的な刺激を与えてるに過ぎないのかもしれない。
ところで。
ウチでひとつだけ不思議なバッテリーがある。
もう6~7年使ってると思われる「溶接機の中のバッテリー」である。
流石に先月の年末年始の休み&寒さで、少しバッテリーが上がったが、もとはというと、出先で買ったホムセンの格安バッテリー。 なぜここまで長持ちするのかがわからない。
ディーゼルの溶接機なのだけども、確かに現場に行けばほぼ1日中エンジンを廻しているので「フル充電」になっているのはわかるのだけども…こんなに持つのかな?と疑問に思う。
原因のひとつは、箱の中にあることで、冬場でもある程度温度が保たれてること。でもこれはエンジンルームでも同じことが言えるので、可能性は薄い。
もうひとつは「もともとの作り」というものもあるのではないか?と。
というのは、溶接機というと、乱暴な言い方をすれば、ショートさせてバチバチ溶接するわけで、電気的なノイズが発生しやすいはず。
でもって、発電機の部分でもグラインダーや高速カッター等のモーター類を使うのだから、やっぱりノイズは発生しやすい。それと、エンジン自体に車のようなきちんと整流されたオルタではなく、ただバッテリーが充電されればいいのだから、作りが簡単なものが載っているはず。 そうなれば、きちんと整流された電気ではなく、パルスのような荒い電気なのではないか?
だから、この溶接機のバッテリーは長持ちするのでは?
…と考えた。
んが。
別にこの際「溶接機のバッテリーは長持ちするね」「そうだね」でオシマイでいい。
ってことは、パルス充電というのが、バッテリー内の電極の皮膜を壊してくれてそうな気がしてきた。
ってことは、ってことはだ。
昔から疑問だった「充電容量がジワジワ落ちていく」のが、このサルナンチャラ現象であるのならば、ちょっと面白いような気がしてきた。
ので。今回、試してみたのだけども…
昨晩は外で作業をしていて、夜になってしまったので相当冷え込んでて。
1時間半程度、車からジャンプさせた状態で充電をしてから外すと 8V程度まで充電できた。
しかし、テスターをあててるだけで、どんどん電圧が下がっていき…
おなかが減ったのと、寒さで、昨晩はそこまでとして。
今朝、仕事場にきてテスターで計ると、なんと2V www
「大丈夫なん?」 と思いつつ、朝から車からジャンプをして、昼まで充電をしてみた。
「これでダメなら、本体を温めなきゃなぁ」と。
お昼の時点で「12.7V」を表示。
「お!これなら市販のフツーのバッテリー充電器がかかるじゃん」
と、かけてみたら、80%の充電ランプがついてる。
それで夕方までやってみると、
13.1V!。
お。復活が成功したらしい?
でもこれでは「サルナンチャラ」は関係ない状態なのだけども、普通の充電器がかけられるということは、パルス充電器を買っても使えると確認できたので…
注文。
しーてっくとかも考えたけど、ちょっとお高い。
ので、OEMで評判がいいとされる「おめが」のやつ。
これじゃなくてもパルス充電器というのは、今やそこいらで数千円で買えるようなのだけども、雑誌のネタにする以上「数字」で表したかったので、デジタル表示のやつにした。
どう表示されるか、楽しみ。