カラフル時計のスウォッチとベンツの共同会社とかそうゆうのはウイキペディアで見てちょうだい。結局時計屋さんは最初のころのかけ声だけで、ベンツが本気になって作っていく…けどもその辺ウイキペディアをみればいいとおもう。
三菱のエンジンを載せた1000ccNA 1000ccターボと続く。数字的には450の700ccよりも上だが、がっつんがっつん走るのが反省されたのか、この車は走りよりも、とてもマイルドに整っているが、内装もよくできていて、季節によってはこれのカブリオレでドライブ…なんていったらとても気持ちいいデートができると思う。
そして2014年以降、453シリーズとなるわけですが…
実際のとこ、いくら安く仕上げようにも、ボディパネルが劣化で割れては話にならない。そこで愛好家は「いじりに耐えるのは700cc以降」とされるのだが…
OBD2での診断はもちろんのこと、ベンツディーラーでしかもってない専用の調整こんぷーたー(DAS)で,クラッチのつながりから、インパネの照明の具合まで、細かいところまでまで調整する。
「その機械便利ね おいくら万円?」と尋ねられても…
横流しや流用?的なものでさえ二桁万円の規模のよう。コアなプライベーターは持つようだが、一般の方は持たない…
そこいらの整備工場も持っていないのだそうだ。
すると、ヤ●セに持ち込むしかなく…でもキレイないい匂いがするディーラーには…入るのも抵抗があるわけで…外車の新車ディーラーなんて、まーず 人をみるわけで…
となると、専門ショップに持ち込むしかない?
この車、中古車として中古屋さんに並べられるが、簡単な整備以外DASの関係でいじれないという。「何かあればお近くのヤ●セで整備を」とか言ってしまうブローカーも存在し、そもそも敷居が何十メーターも高いのに、並行輸入の車両はヤ●セで扱ってくれるかどうかもわからない。
専門ショップ…大変勉強不足で申し訳ないけど、関東にどれくらいあるのだろうか?いや…あったところで、ちゃんとDASなどが整っている整備工場というのは数店舗あるようだけども、パッと調べてもうちの近所にはないらしい。
…ついイマドキの車のように、故障も不都合もコンピューターで記録をされる…そんな仕組みの最初のころだったので、どこか整備屋さんと仲良くできねば修理もできなくなることになる…
そこに目を付けた悪いオヤジが、某センセーだ。
トライ●ンフに乗ってたのだが、突然フェラーリを買うことになる。
昔はさんざん「何がハネ馬だよ」なんて言っていたが「一度は乗ってみたい」と気が変わったのは御歳を召したからかもしれんw。「360モデナ」をチョイスする。
聞けば「スーパーカー投資」のようなもの。
まぁカラクリは犯罪でもなんでもないのだが、大事に保管し、大事に乗れば後に価格が上がってくる…なんて話。特にFは中古車市場で一度下がるがその後V字回復していく。小さなガレージと、普通のローンさえ組めれば誰でも手に入れることはできる。「すわちゃんおひとつどう?」と誘われた。
…マテマテ私にはそんな甲斐性もない。そもそも籍を入れたし、奥さん2人目だし。
その前にどうもフェラーリの痺れるようなエキゾーストノートが「いい音」とは思えず「騒音」にしか聞こえなくなっている程、車の趣味から離れてる。
その前にこんな車を維持するのには、
安心して任せられる主治医が必要。
どこのドイツだ?!と紹介されたのが、
埼玉県三郷市の吉野自動車さんだった。
行けばわかるが、外見は街道沿いのスズキの整備工場。
商用車が多く入っているところは、あまり良い整備の腕がないといわれることがある。
ところが…それは世を忍ぶ仮の姿…というのも面白い。
漫画「湾岸ミッドナイト」での地獄のチューナーは、自転車屋だったりするもので。そんな話あるわけがない…わけでもなく。実際にはここにある。
名刺には「軽自動車からロールスロイスまで」と書かれていて。
まぁぶっちゃけ書くのは自由だ。
下町のナポレオンだろうが、大統領だろうが、言ったもん勝ちで、どんな冷めるギャグをかます日本酒臭いオヤジが出てくるのかと思ったら…
お酒を一滴も飲めない、たばこも吸わない…言葉数も控えめなしゅっとした社長だった。
実際にロールス…以上の車を秘密裏に整備をしていた億単位の車も私自身が見たことがあるので嘘ではない。フツーにフェラーリが二柱リフトに乗っかっていたり、軽自動車と隣り合わせでFナンチャラの整備がされていたりする。
また…上記のフェラーリに関しても光軸のとこが割れるとか、そのような小さなトラブルに調整用の金物を開発し量産したり、360の修理も自社で行うのだが、これがまた、イマドキの「部品交換」ではない。そもそも外車や古くなると「入手できない部品」というのも多く存在する。そんな時どうするか…普通の整備屋なら、薄っぺらなプライドで何かと言い訳をしてくる…のだが、ここんちの社長は「なんとかします」とか「ないものは作る!」とプライベーター魂を携えているから…社員達だってたまったもんじゃないw。それだってぼったくるわけではなく、軽自動車の工賃で換算する。そりゃもちろん車種によっては気の使い方が違うので、全く同じとはいかないが、おおよそが社長の中の「自分だったら」の価値観で物事を決めるよう。
さすが4代続く老舗の車屋。
有名人だって訪ねてくる。
あのスタアニ●キ●…だって、ローラースケートで…の●●もここに通ってたそう。
私は尋ねた「それはなんで?」と。例えば知り合いの紹介とか、伝手とか、御用達…とかとかいう理由があるのかと。しかし答えは簡単で「他で修理を断られたから」だそう。
芸能人だって大変なもんだw。
なので、センセーも「任せて安心」だという。
スーパーカー投資…
私の会社の運営が順調ならば…「ほほう!それで?」と深入りしたかもしれないが…
それどころじゃなかったので「そ、そうなんだ」としか返しようがなかった。
紹介された当時は…ワタシは車から相当離れていたし。
けど…それはおいといて…
私だってプライベーター歴は…まぁここ10年ほどはさっぱりだったがその前は20年ほど車にどっぷりだったし…仕事柄、近くの整備屋さんと付き合っていたこともあった。が、やっぱりダメなのよ。整備屋さんがダメなのではなく、世の中の流れについていけてないというか。私は餅は餅屋と考えるほうだったけど「長年の付き合いだから」と逆に甘えられてダメだったなぁ。整備も板金も保険も結局はパッケージでディーラーに任せておいたほうが何かといいわけで…整備屋さんとかとちゃんとお付き合いしたことはほぼなくなってしまってた。
当時だもん、バカにされたり、ナメられたり…が普通だったなー。
日産ディーラーで店頭でも、露骨にバカにされたこともあるしね。
整備にだしてもオイル交換をしたと伝票にあっても、交換されてなかったり…
ブレーキのエアがカミカミでぜーんぜんきかなかったり…
それを指摘しても、こっちは素人だから…とかいわれてね。
結局自分でやるしかなく、自分でやって疲れてしまったのも事実で。
とはいえ、私だって歳をとるわけで…
だから結局…車いじりから遠のくのは事実なのだけども…
まぁ360モデナは幅がでかすぎるというのもあるけども、他の車だったらどうなのかなーとかいろいろ考えたものだった…
そんな中。
センセーは、とあるくそ寒い中、クロスブレードという車を買ってくる。
屋根もフロントガラスもドアもない車だそうだ。
当然のようにくそ寒い中に見せにきて…
「スマート、おもしれーよ すわも1台買えよ」
「えー…一台付き合えって…あなた…」
25年…いや、30年くらい前になるだろうか。
インターネットが始まる前、パソコン通信のころ。
平成2~3年頃。私はランチャデルタの並行輸入物というのを、写真も見ていないのに話しを決めてしまっていた。そのころすでにセンセーはランチャデルタに乗っていて…
情報が欲しいがために、クラブを作り、遠方でOFF会を行うのは面倒なので「おまえらから来い!」とした。
ところがそれがうまくハマり、大きなクラブになりそうだったのにも関わらず…
あまりにもデルタが壊れるので嫌気がさし…さっさとR32GTRに乗り換えてしまった経緯がある。まぁ乗ってないのだものクラブの長の座は降りるべきなのはわかるのだがw結局そのクラブはなんとなく自然消滅はしたようだけども…そんな経緯を知っていたので「またはじまった!」wと私は思っていた。
こんな車面白いわけがない。
いや、面白いのはアナタおひとりでしょうよ…
そりゃあなたは面白いでしょうけど…。
ところが…
確かにこれ、乗ってみると面白い。
高速道路でも法定速度あたりまでは楽に走り…峠道ではスピードレンジが低いもののクイクイ走る。見た目は小さいが乗ってみると気にならない。昔のミニのようなものかもしれない…なるほどねぇ。
一番ハマってしまったのは、何を隠そう吉野自動車の社長かもしれない。
クロスブレードを見て…
「えぇえ…こ、こんなの買ってきたんだ…」
吉野社長のファーストインプレッション。そう思ったそうだ。
スマートなんてへんな買ってきて…本音だったそう。
ところが、親戚が「スマート!いいね!それほしい!」となり…
しぶしぶ整備をしているうちに…
乗ってみても…「なにこれ?あれ?面白いぞ?」と
気が付けばヤ●セの協力工場なので、
作業でできないことはなにもない!
オークションで目に付いた際に買ってきては…厄介とされている カブリオの幌の屋根も直してしまった。逆に純正パーツがなくとも世界中を探したり、リプロ品で直せるのだからディーラー以上なのか。
「楽しくってさぁ、首都高をぐるぐる走っちゃったよ」
…フェラーリも大型バイクも操る人のセリフとは思えない。
小さい車は小さい車ならではの楽しさというのがある。
私だって360ccの軽をこねくりまわしてた時代は楽しかったし…
今や飛ばしたって…あまりいいことがない時代だもんなぁ。
吉野社長も凝り性で…
スマートを知ってから、あっという間に数十台の車両を整備し、また同じくらいの台数を販売したという。
面白がって店頭になんとなくプライスを掲げて置いておくと、パッと売れてしまうのだそう。そりゃそうでしょう、趣味で良いと思った車を仕入れ、プロがキチンと整備をして売るのだから、見る人が見ればわかるもんなぁ。
のっぱらにプライスが掲げられたヨレヨレの艶がひけた車ではなく、びかびかに磨き上げられてるのだから、ほっとくと売れてしまう。
また…いつも社内工場のどこかに整備中のスマートがあり、お客さんのオーダーによっては好きな色の塗装まで自社でできるのだから面白い。
くれぐれも…この整備工場の宣伝のつもりで書いているのではなく。
車好きはどんどん肩身が狭くなっていく。
歳もとるから「卒業」となってしまう。
整備工場も、車業界は先細りだという。
私からすれば整備の業界は顧客を大事にしなかったツケとしか思えないのだけど、ここんちのように車好きとして顧客と一緒に楽しめるようなビジネススタイルにすれば、お互いWin-Winなのではないかと思うのです。
私が知らないだけで、他にも同様な、お客といい関係を保っている整備工場さんがあるのかな…。
そんなところがあればドンドン盛り上げないと、もっともっと肩身の狭い趣味になりますよ。