自動車メーカーでエンジン開発をしていた友人とエンジンやオイル関連の話しなど。
エンジニアの話しは理屈の積み重ねなので、数字と理論を信奉している私にはとても面白いです。
【話のおさらい】
オイルの劣化は分子のせん断と酸化で通常使用であればメーカー指定値程度で痛まない (新品よりも数千キロ走った方が状態が良いオイル)
オイルとエンジンが最も嫌うのはチョイ乗り (暖まるまでガソリンのカスが出るのでオイルが黒く汚れ性能劣化の原因となる)
かなり前にCastrol のオイル開発者からも同じことを聞いてます。『街乗り車がメーカー指定値よりも早く交換するのは無意味』、『安全率みてるので倍走っても問題ないとは言えないけど問題起きたことない』のようです。
メーカーは万一があるといけないので指定値を推奨し、ショップ等は商売目線で早期交換を推奨。誰を信じるかはユーザー次第ということですね。
オイルに関してはメディア情報も受け売りの質の低いものが多く散見しています。
やたらボンネットを開けたがり交換時期です!と断言するスタンドのスタッフは今すぐ消えてほしいものです。(知識のない人を騙すのは詐欺と同じ)
オイルといえばルノーは昨年、メーカー指定がelf から Castrol に変わりました。
頑なに数十年間 elf elf と言い続けマニュアルの表紙裏(↓)に広告を付けるほど蜜月だったのに、あっさり鞍替えするとは政治的判断ということなのでしょうね。
elf でもCastrol でも他社オイルでも中身がほぼ一緒なことは、事情通の方なら知っていることだと思います。
ちなみに私のトゥインゴのエンジンオイルは車検の時にお店の方がセレクトしてくれたモチュールです。
正規ディーラーよりも長期間幅広く深くルノーと関わってきている専門店の意見を尊重しました。
個人的に興味があるのはトヨタが開発したGR オイル。(製造はエネオス)
ガソリンスタンドに行くとボンネット指差して『オイル見ましょうか?!』とか『そろそろ夏タイヤにしないのですか?』とか言われますが、フロントにエンジンないし、タイヤもサイズ探せないだろと思うも笑顔ではぐらかします。
Posted at 2021/04/15 15:29:20 | |
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