23日に開催されたスーパー耐久第3戦 富士24時間レースで、水素エンジンを搭載してレースに出場したカローラ・スポーツが見事完走しました。
走行距離 1634㎞
周回数 358周
走行時間 12時間
水素充填時間 4時間
水素充填回数 35回
平均時速 67.963㎞/h
普通の燃料の給油と違い、充填機の場所まで移動しなくてはなりません。
ドライバーの交代も含めると、1回のピットインで10分以上の時間がかかります。
180ℓの水素を搭載し、およそ13周前後でピットインです。
2台の充填機で圧力調整しながらの充填です。
やっぱりガソリンの給油と違って、充填スピードは慎重にならないといけません。
水素は燃焼速度が速いので、プレイグニッションと呼ばれる異常燃焼をどう制御するかが技術的な心配だったそうですが、ある程度は想定内だったとの事です。
もしかしたらガソリンとは違う制御をする電気系のパーツのトラブルだったかもしれません。
でもレースという過酷な条件下でのトラブルの蓄積データーは、実用化に向けての重要な財産になりますね。
6人のドライバーの1人、小林可夢偉選手は「エンジンのレスポンスはガソリン車と変わらない。しかし重量が全体的に重いので軽量化が必要。今回はゴールに車を持っていくことが重要でそれが難しく、24時間走りきってチェッカーを受けたことが重要だ」
と語っています。
小林可夢偉選手は61周、2分4秒台のラップです。MORIZO選手は57周、2分7秒台のラップ、最多周回数は石浦宏明選手の71周でした。
水素カローラ・スポーツのレース平均時速は67㎞/h。ちなみに同チームのスープラは平均時速123㎞/h、周回数は倍近い650周。平均ラップは1分49秒台でした。
今後、水素エンジン車がレース参戦していく上での課題として、水素ステーションの設置方法や充填機スペースの問題などが挙げられています。
何とかクリアしていってほしいです。
今回の燃料の水素は以前のブログでも書きましたが、福島県浪江町にある「FH2R」福島水素エネルギー研究フィールドで再生エネルギー100%で生産されたものですが、安定的な電力の供給、製造コストや生産量などのクリアしなければならない問題があります。
今あるハイブリッドやEVを進化させる方が良いと警鐘を鳴らす方もいます。もちろん、こちらもバッテリーの処理問題などがあります。
課題はありますが、ガソリン車とほぼ変わらない機構で完走を果たした水素エンジン。
自分と同じ「エンジン音好き」のZC33S乗りの友人も、非常に関心があると言ってました。
皆さんはどう思われるでしょうか...
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