経費誤魔化し顛末記

仙台にある東北石油に中に常駐している事業所に出張の話が持ち上がったので、私はある計画を立てたものでした。当然、仙台ですから飛行機での移動が通常の方法でしたが、私は散々、飛行機は落ちたら一巻の終わりだから、自分的には無理と難癖をつけて、会社にJRで行くことを了承させたのでした。

実はその頃は飛行機に乗る事は全く問題ないと感じていた頃でした（今は苦手です）。問題と言えばチケットの半券を経費清算書に添付しないと駄目なところに問題があったのでした。以前からJR申告しながら高速バスで帰任して経費を浮かせたりしてたので、特に飛行機は半券添付というシバリが足枷で敬遠気味だったのですね。

仙台という長距離必至の状況で、私は出張で移動する前夜からアクションを起こしたのでした。それは深夜の高速バスで東京まで行ってしまおうってプランでした。東京からの高速バスは帰任時に結構利用していたので、勝手は知ってました。早速、申し込んだところ、東京行きは既に満席。仕方なく名古屋行きに路線変更することにします。

バスに乗る前に、ビールやらハンバーガー等をしっかり買い込み、バスに乗り込みました。出発して8時間ちょいで早朝の名古屋に到着します。時間調整の後で、今度は「東名ライナー」で東京へ向かう事にしたのでした。これが最悪の結果になったのです。事故渋滞、自然渋滞で、クタクタになりながら東京に到着したのが夕方でした。自宅を出てから既に20時間弱と言う海外の遠隔地にでも行けそうな時間です。

東京駅からは東北新幹線しかありません。夜までに到着しなければいけないからですね。そして宮城県は多賀城市の旅館に到着したのは自宅を出てから25時間後のことでした。収支計算の結果。所要時間25時間弱で浮いた経費は千円。途中で飲み食いしたお金、五千円以上！つまり、失った時間＋4千円の大損害です。全く持って阿呆らしい思い出ですね。