2020年11月20日
【国道4号】最長国道走破 日光街道〜奥州街道
日本最長国道 国道4号 走破の旅
実施日 2020/11/20-21
走行距離 996.7km
復路は後編・東北縦貫(国道7.13.121号)で別途投稿予定
知人にハイドラを教わり1年半弱。念願の国道4号走破を決行しました。
「日本最長国道」として名高い国道4号(現道実延長)。
しかし,埼玉県民としては,国道17号のほうが身近に感じたり,特に,私の住む南西部では,国道といえば国道254号を連想します。
4号は白河市まで行ったことはありましたが,以北は未踏の地です。
また,走破と言っても,4号には越谷市から合流しているため,全区間を走った訳ではなく,厳密には走破ではないです。
埼玉県南西部から出発。国道463号で東進し,神明町(北)交差点・越谷市 で国道4号に合流。進路は新4号BPに取ります。
ここから平出工業団地交差点・宇都宮市 までは仕事で頻繁に通る道です。
関東のアウトバーンと名高い同線。夕方の退勤ラッシュの方が殺伐としているようです。
深夜走行は初でしたが,黙々と北へ向かう車ばかりで落ち着いていました。
宇都宮市内で夕食。平出工業団地で新4号BPを抜け,鬼怒川を越えると,ようやく4号旅幕開けといった雰囲気。
さくら市,矢板市,那須塩原市と着実に北に向かっていきます。
矢板市では,個人的に屈指の名交差点と感じる「中交差点」を通過します。
那須塩原市では小島交差点から、朝日小学校入口交差点・同市まで、国道上の歩道橋撤去工事のため、西北方面に大きく迂回させられました。
狭隘路に導かれた訳ではないものの,街灯の少ない林間路といった様子。
貨物車も多く,各車の車速もあいまって,さながらラリーのようでした。
延々と北進。造作もなく,自身の北限であった白河市を通過しました。
須賀川市,郡山市,二本松市と,名前しか知らなかった都市を抜けていきます。
福島市を出れば,体感すぐ県境に。
なぜか,友人に宮城出身者が多く,寄りたい場所やCPは少なくなかったものの,北を目指します。
通過する箱堤交差点・仙台市 は,「日本一大きい交差点」として著名です。
仙台市を抜ける頃には,空が白み始めていました(5時半頃)。
大衡村は,トヨタ自動車東日本の工場があることで既知でした。
大崎市は,東北道でのホワイトアウトによる多重事故のイメージです。
通った限りでは,そのようなことが起きるようには感じなかったものの,地理的条件に依るものだそう。
またしばらく北進し,岩手県は一関市に入りました。ここで最初の休憩です。
山桜 桃の湯(岩手県一関市赤萩字笹谷393-6)以下の2点からこの温泉を選びましたが,とても良い温泉でした。
国道4号から大きく離れていない
到着時間に営業をしている(7時半頃の到着でしたが営業中)
11月の東北の風は冷たく,露天風呂には最適な環境でした。
かなりのんびりしてしましましたが,温泉を後にします。
中尊寺CPは回収したいため寄り道。
参道は歩きつつ,金色堂は見ることなく,先を急ぎます。
ちなみに,平泉付近は4号屈指の景勝地です。
国道沿いに北上川が流れ,田畑や遠くの山々を臨みます。
写真は中尊寺参道からのもの
奥州市,北上市,花巻市と,これまた名前しか知らない都市を抜けていきます。
盛岡市では,盛岡八幡宮CP等の回収で市部に立ち寄ります。
滝沢市に入ると,国道4号中,特に気になっていた
「別れ南交差点」を迎えます。
道の駅石神の丘・岩手町 では遅い昼食を摂りました。
地場名産の何かしらを食べた覚えがありますが忘れました。
引き続き北進。とうとう本州最北の青森県に到達。
道の駅さんのへ・三戸町 に立ち寄り,青森土産を買い込みます。
道の駅しちのへには18時頃到着。
ここからは4号を離れ,青森訪問の記念に,本州最北端・大間崎を目指します。
国道279号にて北側の海岸部まで抜け,海沿いの道を進みます。
地元車の車速には驚かされましたが20時半には到着。
季節柄もあり,ほぼ真っ暗でした。
対岸の函館港の光が見えた際に,本州最北の実感を得ました。

来た道を戻り,4号に復帰します。
浅虫温泉を過ぎれば終点・青森県庁も間近です。
丁度24時,「日本最長国道 国道4号バッジ」を入手。

これにて,往路の目的は達成です。
復路は,引き続き下道にて,国道7.13.121号を走りました。
後日投稿予定。
・走行国道
国道4号(東京都中央区日本橋〜青森県青森市長島)
総延長:836.4km
国道279号(北海道函館市若松町〜青森県上北郡野辺地町松ノ木平)
総延長:165.9km
・名交差点
中交差点(栃木県矢板市中)
交差・国道461(栃木県日光市今市〜茨城県日立市十王町)
長い直線区間の左手側にはシャープ栃木事業所(過去,AQUOSを製造)がある他,飲食店も複数あるなど市街地感を感じた後,丘陵部となる交差点。
本交差点でまた1車線化される。通過後の「一転して郊外感」が大変印象的。
信号を越え,下り部に入ると道幅の狭さと木々の豊かさで視界が狭まることが,抜けた後の開放感と自然感に繋がっている。
箱堤交差点(宮城県仙台市若林区)
交差:不明(県道?)
車線数の多さで著名な交差点。「日本一大きい交差点」とも。
北行き:7車線(左折1・直進3・右折3)
南行き:8車線(左折2・直進3・右折3)
交差点手前の案内看板が横一列に並んでいる姿は壮観。
渋滞の激しさから2024年には立体交差化されてしまうそうなので,興味のある方はお早めにご訪問を。
別れ南交差点(岩手県滝沢市巣子)
交差:国道282号(岩手県盛岡市上田〜青森県平川市碇ヶ関)
その名前が印象的な交差点。東北部に入ってから,数少ない右左折のある交差点の一つ。
基本,上位国道は直進で進行できるようになっている印象(特に4号の都下部以外)なものの,本交差点では右折が必要。
基本,直進でよいというイメージがあるからなのか,随分と手前から,「青森方面は右方向」という案内が出ています。
盛岡から抜けてきて快走路が続く中,突然の右折となる意外性と,奥ゆかしいネーミングセンスが印象的な交差点です。

洞内入口(青森県十和田市洞内真登地)
交差:青森県道10号(青森県三沢市日の出〜青森県十和田市真登地)
何てことのない県道との交差点なものの,4号が右折をするという,珍しい交差点。
これは,県道10号(や,国道102号等を含む,複数路線)が旧国道4号であり,「国道4号十和田バイパス」開通による県道格下によるものかと。
道の駅とわだ近くの交差点から,十和田市街へ向かう道が旧4号な模様。
十和田バイパスはかなりの快走路なため,是非訪れてみてください。
・行程大綱(これらは走行ペース等の参考程度に作成したものです)
始点・埼玉県・0km
● 0km_0.0h_avg.00km/h
道の駅しもつけ・80km 下野市
平出工業団地 ・30km 宇都宮市
●110km_2.5h_avg.44km/h
白河IC付近 ・70km 白河市
道の駅安達 ・80km 二本松市
●150km_3.0h_avg.50km/h
道の駅国見 ・30km 国見町
道の駅三本木 ・90km 大崎市
●120km_3.0h_avg.40km/h
道の駅平泉 ・60km 平泉町
道の駅石鳥谷 ・60km 花巻市
●120km_3.0h_avg.40km/h
道の駅石神の丘・60km 五日市
道の駅さんのへ・60km 三戸町
道の駅とわだ ・30km 十和田市
●150Km_4.0h_avg.38km/h
道の駅しちのへ・20km 七戸町
道の駅浅虫温泉・50km 青森市
青森県庁前 ・20km 青森市
● 90km_3.0h_avg.30km/h
・主要都市
東京都 14.5km 中央区・千代田区・足立区
埼玉県 65.8km 越谷市・春日部市・久喜市
茨城県 29.4km 古河市・結城市
栃木県 158.6km 小山市・宇都宮市・那須塩原市
福島県 111.0km 白河市・郡山市・福島市
宮城県 124.4km 白石市・仙台市・大崎市
岩手県 193.3km 一関市・奥州市・盛岡市
青森県 116.6km 十和田市・青森市
・主要交差点(国道交点)
埼玉県 下間久里・越谷市(新4号BP〜)
庄和IC・春日部市(16号)
茨城県 小田林(西)・結城市(50号)
栃木県 平出工業団地・宇都宮市(〜新4号BP・119号)
福島県 和尚壇・白河市(289号)
中亀田・郡山市(49号)
仲間町・福島市(114号)
宮城県 苦竹IC・仙台市(6号・45号)
古川上・大崎市(47号)
岩手県 太日通・奥州市(397号)
白井坂・水沢市(4号BP)
茶畑 ・盛岡市(106号)
別れ南・滝沢市(282号)
剣吉 ・三戸郡(104号)
青森県 野崎 ・十和田市(45号・102号)
洞内入口・十和田市
県庁前・青森市(7号・101号)
・道の駅
埼玉県 庄和(春日部市)
茨城県 ごか(五霞町)
まくらがの里こが(古河市)
栃木県 しもつけ(下野市)
福島県 安達(二本松市)
国見あつかしの郷(国見町)
宮城県 三本木(大崎市)
岩手県 平泉(平泉町)
石鳥谷(花巻市)
石神の丘(岩手町)
青森県 さんのへ(三戸町)
とわだ(十和田市)
しちのへ(七戸町)
浅虫温泉(青森市)
・オービス(投稿時点,投稿者調べ)
栃木県 小山市塚崎
宇都宮市石橋
那須塩原市上桑島町
岩手県 紫波町
岩手町
青森県 平内町
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国道 | 日記
Posted at
2021/07/11 19:05:20
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