2日あることは3日ある。。。
今週に入って三夜連続となりました、親父のぼやきです。
以前あるAV機器メーカーに勤務しておりましたので、その頃の品質基準について少しお話を。。。
昔から日本製品は品質が良いと言われておりますが、何故なのかを、少しお話させて頂きます。
日本の電気業界には、統一された基準が昔からありました。
その当時あった規格がEIAJ(日本電子機械工業会)という組織がありまして、そこで定められた基準を元に各メーカーが商品開発を行ってクリアした物を世に送り出してました。
ざっくり基準の内容を列記しますと
・環境試験
ー15~+40℃の環境下での動作テスト
・耐圧試験
雷などの外的電気ショックを製品に加える(電源電圧の10 倍、日本の場合1000Vを電源ラインに加圧します)これは、 当然電源オフの状態ですね(^-^)
・落下試験
製品を梱包状態で、定められた高さから床に落とし異常が
ないこと
・振動試験
製品を梱包状態で、ある一定時間可変式振動を加え異常が
ないこと
・電波試験
その当時、高い電界強度(電波の強さ)の環境下での動作テス
ト。これは東京タワーの真下で行いました。
これ以外にも数十項目のテストをして、問題ないものを製品化してきたのです。故に信頼性の高い製品が流通したわけですね。
カーオーディオの開発も少し携わったので、同じ事が言えると思います。
その当時思ったのは、環境試験ですがー15℃や+40℃の環境下で使うかと思いました。
こんな極寒の中
や
こんな猛暑の中
で、電化製品を使わないでしょ 。
車を放置した状態なら室内温度がー15℃以下になったり40℃を越える事もあると思いますが、使う時は人間が普通でいれる0~30℃位で使用すると思うんですよね。ただ、製品にマージン(余裕)を持たせる意味で決めていたんですね(^^)d
最近思う事は、環境破壊で異常な天候で夏は40℃を越える事もあるので、更なる耐環境性のアップが必要ではと考えてしまいました。恐らく今の基準は変わっていると思いますが。
*40℃の時は湿度90%ですから、ついこの間まで続いた猛暑日に近い環境ですね(^-^)
これからの地球はどうなっていくのかなぁ。。。
以上、今日のぼやきでした。お休みなさい(^^)/
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電気メーカー | 日記
Posted at
2019/09/19 00:58:33